「神の民として②」ペテロの手紙第一 講解 第23回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2026.1.11)より
聖書箇所:ペテロの手紙 第一 2章 9-10節

9 しかし、あなたがたは選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神のものとされた民です。それは、あなたがたを闇の中から、ご自分の驚くべき光の中に召してくださった方の栄誉を、あなたがたが告げ知らせるためです。
10あなたがたは以前は神の民ではなかったのに、今は神の民であり、あわれみを受けたことがなかったのに、今はあわれみを受けています。

9節から、新約における神の民であるクリスチャンがどのような者たちなのかが分かります。

①「選ばれた種族」これは神の民の誕生に関わる表現です。イスラエルの民は神によって選ばれたアブラハムの子孫たちで、まさに「選ばれた種族」でした。彼らは血のつながりによって結ばれていました。キリストを信じる私たちも、キリストの血によって結ばれた霊的ないのちを共有しています。それは血縁よりはるかに深いいのちの絆です。神によって選ばれ、キリストのいのちを共有する私たちは「選ばれた種族」なのです。

②「王である祭司」これは神の民全体が果たす働きを表す言葉です。祭司の役割は神と共にいてその声を聞くことです。そして神と人の間をとりなします。しかも「王」でもあるのです。やがて王として来られるイエス様とともに私たちは御国を治める者とされます。神と共にあり、とりなし治める務めを与えられているのです。

③「聖なる国民」とは、他の者とは区別されて神に献げられ、神のものとなった、ということを意味します。たとえば、たくさんの羊の群れの中から、一匹の羊が選ばれ神に献げられるとき、その羊は「聖なるもの」となります。「聖なる国民」とは、他の人々と区別されているということであり、「神のものとされた民」なのです。私たちは神に選ばれ、神に捧げられた特別な存在とされた神の民です。

ヨハネの福音書10章28、29節で、イエス様は弟子たちについてこう語っておられます。

28わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは永遠に、決して滅びることがなく、また、だれも彼らをわたしの手から奪い去りはしません。
29わたしの父がわたしに与えてくださった者は、すべてにまさって大切です。だれも彼らを、父の手から奪い去ることはできません。

「選ばれた種族」、「王である祭司」、「聖なる国民」、「神のものとされた民」という表現に共通するのは、「神とのつながり」です。神によって選ばれ、神に仕え、神に属する。神にとって特別な存在となった私たちだということです。 なんと幸いなことでしょう。