信望愛(Okazaki Hope Chapel Monthly Bulletin)2026年7月号より
「子どもであるなら、相続人でもあります。私たちはキリストと、栄光をともに受けるために苦難をともにしているのですから、神の相続人であり、キリストとともに共同相続人なのです。」
ローマ8:17
私は日本では珍しい牧師家系の三代目として育ちました。祖父は戦前、日本人が住んでいた樺太で開拓伝道をしていました。1939年、父はその樺太で生まれました。しかし1942年、祖父はホーリネス弾圧事件によって逮捕され、投獄されます。それでも祖父は信仰を捨てず、その後も福音宣教に励みました。戦後、今度は父が沖縄へ渡り開拓伝道を始めました。私は1971年2月、その沖縄で生まれました。その翌年の1972年5月15日、沖縄はアメリカの統治から日本へ返還されました。そして今、私は日本のほぼ中央に位置する岡崎市で教会開拓をしています。
振り返ると、神さまが世代を超えて働いておられることを感じます。でも私の青年期は、自分の家が教会であることが嫌でした。牧師の子どもとして育つことを誇りには思えず、クリスチャンであることさえ重荷に感じる時期がありました。けれども神さまは、そのような私を見捨てませんでした。愛する妻との結婚を経て、TPWの働きとアンドレ牧師の愛により、私はアメリカで聖霊体験をしました。
今ではイエスさまが大好きで、主を礼拝することが人生最大の喜びとなっています。
なぜ私がこのように変えられたのでしょうか。それは自分の努力によるのではありません。私には、祖父や父から受け継いだ「霊的相続財産」があったのだと思います。もちろん救いは個人的な決断です。しかし何十年にもわたって積み上げられた祈り、信仰、献身、涙、そして福音への情熱は、確かに次の世代へと受け継がれていきます。そして、私はその恩恵を受けている一人です。
私が祖父や父、アンドレ牧師から受け継いだ霊的相続財産は尊いものです。しかし、それ以上に素晴らしい相続財産が私には与えられています。それは天の父なる神さまから受け継ぐものです。
罪の赦し、聖霊の喜び、そしてやがてキリストとともに受ける永遠の栄光です。
今、日本各地で祈りが起こされています。若い世代が主を求め始めています。教会を超えた一致も少しずつ生まれています。神さまは、次の世代にも豊かな霊的相続財産を備えておられます。私の夢は、すべての人々が救われ、ワーシッパーになることです。
もうすぐ、父が昇天した歳に近づきます。遅咲きの私はまだやらなければならないことがあるので、もう少し地上で頑張らないといけないでしょう。
苦難をも喜びに変えてくださる主にすべての栄光をお返しします。
ハレルヤ。
牧師 佐藤耕二
日本語訳聖書は「聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会」を使用しています。


