世界を見る信仰

信望愛(Okazaki Hope Chapel Monthly Bulletin)2026年9月号より

「それから、イエスは彼らに言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい。」
マルコの福音書 16:15

世界に目を向けることの大切さを学びたいです。
【井の中の蛙大海を知らず】ということわざがあります。自分が今見えている世界がすべてだと思っていて、他の視点や考え方があることを知らない、見識が狭いという、どちらかと言うとネガティブな意味の言葉です。
でも後になってポジティブな言葉が付け加えられました。【井の中の蛙大海を知らず、されど空の蒼さを知る】です。確かに井戸の中の蛙は広い海があることを知らないが、井戸の中から見える空の蒼さや、井戸の世界に長くいたからこそ見える視点があることを知っているという意味です。

「全世界に出て行き…」イエスさまが弟子たちにこのことを教えられたとき、中東の小さな国の田舎町、ガリラヤ出身の弟子たちにとっては、考えられないようなびっくりすることばでした。今の時代は飛行機や車、交通手段も整備されているし、パソコンや携帯で世界中といつでも繋がります。でも、弟子たちには何もありません。にもかかわらず「世界を見なさい」「世界に出て行きなさい」とイエスさまは言われるのです。

イエスさまは、私たちにも世界に目を向けるクリスチャンになって欲しいと望んでおられると信じます。それは宣教師になれとか、海外のミニストリーに参加しなさい、ということではありません。私たちの考え方が変えられることです。私たちの思考が一新される必要があります。それが、大宣教命令の本質でしょう。教会が、神さまの視点を持つようになることです。
私たちの歩みは、この一時的な世にあるわけではありません。この世の成功だけが私たちの目標でもありません。私たちの目標は、この全世界を超えて、天にある神さまの祝福を見て歩む生き方でしょう。

「私たちは見えるものにではなく、見えないものに目を留めます。見えるものは一時的であり、見えないものは永遠に続くからです。」
コリント人への手紙 第二 4:18
私たちはみな、井の中の蛙かもしれません。されど、ほんとうの意味で空の蒼さを知っている者でもあります。
まずはあなたの隣人を愛することから始めましょう。それが世界へと繋がり、天に宝を積むことに繋がります。
ハレルヤ。

牧師 佐藤耕二

日本語訳聖書は「聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会」を使用しています。