「散らされた人たち。ピリポ」使徒の働き 学び第14回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2020.08.02)より
聖書箇所:使徒の働き 8章1節~13節

「散らされた人たちは、みことばの福音を伝えながら巡り歩いた。」使徒の働き 8章4節

ステパノの殉教により、教会は大きな転換期を迎えます。霊的リーダーを失い、その上エルサレム教会に大変激しい迫害から起こります。私たちの目から見ると最悪の状況に見えますが、神さまの計画の中では、私たちの思いや理解を超越した神さまの御手が働いています。

①福音の拡大。1~4節

エルサレム教会に大きな迫害が起こると「使徒たち以外の信者たち」は諸地方に散らされました。リバイバルしていた教会が散らされていきます。普通に考えるなら、それは良くないことのように思えます。しかしその中にも神さまの計画が働きます。それまで教会は、エルサレムの中だけで成長しました。使徒たちを中心としてその働きは成されました。しかしこの迫害により「散らされた人たち」を通して、福音がエルサレムから外へ宣べ伝えられていきます。今まで使徒たちも始められなかったことが「散らされた人たち」を通して成されていくのです。枠外の地にキリストの名を初めて伝えたのは、この無名の散らされた人たちです。
ハレルヤ!

②サマリヤへの宣教。5〜7節

7人の執事の一人ピリポが用いられます。サマリヤへの宣教は、ただユダヤの近くだからという訳ではありません。ユダヤ人とサマリヤ人たちの間には、大きな境界線がありました。簡単には崩れ落ちない隔ての壁がありました。しかしピリポはサマリヤの町に下って行き、人々にイエスさまを宣べ伝えます。そこには福音に耳を傾ける多くの人たちがいました。汚れた霊に汚されている人々が大勢いました。病、生まれつき歩けない人々、福音の光を必要としている人々がいたのです。私たちはどこへ出て行くべきでしょうか。

③大きな喜び。8〜13節

福音が満ちるところには、喜びが満ちます。サマリヤの地にはシモンという魔術師がいました。人々は彼に関心を持っていましたが、それはその魔術に驚き、支配されていたからです。しかしピリポが「神の国とイエス・キリストの御名」を宣べ伝えると、大きな喜びとともに福音によって解放される人々が起こされます。これがGospelの力です。
サマリヤの女にご自身を現され、すでに福音を伝えておられたイエスさまを通して、救いの道はすべての人に用意されていたのです。ハレルヤ!

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