岡崎ホープチャペル発行の週報(2019.10.06)より
雅歌の学び 第4回
聖書箇所:雅歌 1章9節~15節
「ああ、わが愛する者。 あなたはなんと美しいことよ。 なんと美しいことよ。あなたの目は鳩のようだ。 」15節
「わが愛する者よ。」のフレーズにより、花婿からおとめに対しての愛の告白が伝えられます。
これがわたしの愛する花嫁の姿ですと告白します。
9節。「パロの戦車の雌馬」
その雌馬は、一般の兵士の馬とは違います。
一番良い、唯一の馬、王だけが乗ることができる最高の馬。
そもそもエジプトの馬は賞賛されていました。
馬に頼ることを神さまから禁じられているにもかかわらず、ソロモンもエジプトから多くの馬を輸入しました。
その中でも王だけが乗ることの出来るその唯一の雌馬の美しさに、花嫁がたとえられている。
それほどまでに、花婿は花嫁の美しさ、たくましさに魅了されているのです。
10~11節。「飾り輪」「宝石」「首飾り」
花婿のために着飾れているその宝石とは何でしょうか。みことばのことです。
詩篇19篇10節「それらは(主の仰せは)、金よりも、多くの純金よりも好ましい。蜜よりも、蜜蜂の巣のしたたりよりも甘い。」
神さまの口から出るみことばを飾りとし、みことばによって生きるのが花嫁の姿です。
12~14節。「香油」
雅歌における花婿と花嫁のかかわりは、言葉だけでなく、双方の香ばしい香りによってもその存在を確かめ合っています。
雅歌にはさまざまな香料が登場します。
「没薬」…臭いを隠す物でもある。死人に塗るもの。十字架を意味する預言的なことばです。
「ヘンナ樹の花」…エン・ゲディ。荒野に唯一のいのちのある場所。いのちがみなぎる関係です。
15節。「あなたの目は鳩のようだ。」
鳩の習性は、one thing です。
私たちから見たら鳩はみな同じに見えるのに、鳩は一生涯パートナーだけを愛します。
花婿を一点に見つめる花嫁の一途な瞳に、花婿は心を奪われます。
イエスさまだけを仰ぎ見る花嫁の姿ですね。