「テサロニケへの伝道」使徒の働き 学び第30回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2020.11.22)より
聖書箇所:使徒の働き 17章1節~9節

「なぜなら、私たちの福音があなたがたに伝えられたのは、ことばだけによったのではなく、力と聖霊と強い確信とによったからです。また、私たちがあなたがたのところで、あなたがたのために、どのようにふるまったかは、あなたがたが知っています。」
テサロニケ人への手紙 第一 1章5節

テサロニケで開拓したパウロたちは、ユダヤ人たちの迫害により長期間そこにとどまることができませんでした。

福音に敵対する者の訴えは非常に狡猾で、執拗です。福音の働きを、政治的問題であるかのように偽って訴えてきます。そのことによりヤソンは「保証金」を支払わされました。置き換えられた罪の責任を負わされ、もうその家では、集会が出来ないように誓約させられました。パウロたちもテサロニケを去らなくてはなりませんでした。

しかし今日覚えたいことは、福音には力があるということです。

福音には救いを得させる神の力があります。救いが起こされることは、伝える人の力とか、伝えられた期間によって決まるものではありません。現にパウロたちは3週間の間、テサロニケでみことばを伝えただけでした。事実上1ヶ月もいることができずに、追放されたのです。それにもかかわらず、神さまはテサロニケで教会が建てられるようにし、見本になる教会として成長させてくださったのです。ハレルヤ!

この福音のみことばそのものに力があり、その撒かれた種から芽がでるようにされるのは聖霊さまの働きです。

パウロたちが福音を語っていくと、次々とクリスチャンが誕生していきましたが、パウロたちは、その背後に聖霊さまなる神の働きがあることを知っていました。だからこそ、福音を力強く宣べ伝えることができました。その結果多くの人がクリスチャンになり、教会が建てられました。でもそれは自分の功績でないことをパウロ自身が一番知っています。パウロは、その働きために備えられた器にすぎません。パウロは、そのことを十分自覚していましたから、自分を誇ったりすることはありませんでした。かえって、自分は罪人のかしらであり、神さまのあわれみによって福音を宣べ伝える使命を与えられたこと、神さまの助けなしには何もできない弱い器であることをいつも告白していたのです。

私たちも同じですね。本来、滅びに向かって生きていた者が神さまの愛によって救われ、イエスさまのすばらしい恵みを運ぶ器とされたのです。ただ神さまの恵みによって!ハレルヤ!

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