「水をぶどう酒へ」七つのしるし 学び第1回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2021.11.07)より
聖書箇所:ヨハネの福音書 2章1節~11節

「イエスはこれを最初のしるしとしてガリラヤのカナで行い、ご自分の栄光を現された。それで、弟子たちはイエスを信じた。」
ヨハネの福音書 2章11節

“第一のしるし”を成される直前に、イエスさまがナタナエルに言われた約束があります。

そして言われた。「まことに、まことに、あなたがたに言います。天が開けて、神の御使いたちが人の子の上を上り下りするのを、あなたがたは見ることになります。」
ヨハネの福音書 1章51節

イエスさまが言われたあなたがたはが見るもの、それは「ヤコブのはしご」のことです。それは神さまの臨在を現します。「あなたがたは見る!」と言われて3日目にカナの婚礼で彼らは「最初のしるし」を見るのです。七つのしるしは、神さまの栄光を見ることにより、イエスさまが神の子であることのサインなのです。

イエスさまの弟子たちは

この婚礼に招かれましたが、母マリアは、その婚礼の台所を取り仕切っています。しかしそこで問題が起こります。婚礼のお祝いに必要なぶどう酒がなくなります。ぶどう酒は、聖書の中では「喜び」を象徴します。それはやがて天のみ前で行われる婚礼の喜びでもあります。マリヤはそのぶどう酒がなくなってしまったとイエスさまに告げるのです。
その母マリアに対してイエスさまは「わたしと何の関係がありますか」「その時はまだ来ていません」と言うのです。
「その時」とは、イエスさまの十字架の苦難の時であり、神さまの栄光が現される時でした。そして、イエスさまが言う関係とは、ぶどう酒を通しての関係でした。それは聖餐式で象徴されているような、イエスさまの十字架の血による新しい契約の関係ことです。その時はまだ来ていませんが、イエスさまはここで「最初のしるし」としてそのことを示します。

六つの水がめが象徴していることは、

ユダヤ人のしきたりによって、自分をきよめて神に喜ばれようとする古い価値観です。しかし、その古い水がめに水を満たすとき、イエスさまの与えるいのちの泉が湧き上がります。古いしきたりに、良いぶどう酒を注いでくださる。これが「恵み」であり、新しい契約です。古いしきたりの時代は終わって、救い主メシアによって新しい時代がやって来た!というメッセージがこめられているのです。喜びと歓喜の象徴です。

「イエスはこれを最初のしるしとして、ご自分の栄光を現されました。」ハレルヤ!

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