「神さまが共に働いて益としてくださる」ヨシュア記の学び 第14回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2024.7.7)より
聖書箇所:ヨシュア記 10章 1節〜43節

さてヨシュアたちがまずエリコとアイを攻略したのは

カナンの地の北と南を分断することができるからでした。ヨシュアたちがエリコとアイを攻め取ったと聞くとギブオンの住民たちは変装してイスラエルを騙し、ヨシュアたちと平和の契約を交わしました。そのことでカナンの地の南の5人の王たちが連合してギブオンを攻めようとします。ギブオンは戦わずにヨシュアたちに降伏しましたが、ギブオンの人々は決して弱々しい民ではありませんでした。

「エルサレムの王アドニ・ツェデクは、ヨシュアがアイを攻め取って、それを聖絶し、エリコとその王にしたようにアイとその王にもしたこと、またギブオンの住民がイスラエルと和を講じて、彼らのただ中にいることを聞いた。彼とその民は非常に恐れた。ギブオンが王国の都の一つのように大きな町であり、またアイよりも大きく、そこの人々がみな勇士だったからである。」
ヨシュア記 10章1~2節

ギブオンがカナンの南部連合軍に加わっていたら大変なことになっていたでしょう。エルサレムの王アドニ・ツェデクとしては大きな都市国家であったギブオンこそが、イスラエルと戦う時の主力であったはずなのに、ヨシュアたち寝返ったので、この裏切り者を倒さなければいけないと考え連合軍を組みギブオンに上っていきます。ギブオンの人々はというと、ギルガルに陣を張るヨシュアのところへ使いを出して援軍を頼みます。そこで「ヨシュアはすべての戦う民たちとすべての勇士たちとともに、ギルガルから上って行った。」(7節)。「ヨシュアは夜通しギルガルから上って行って、突然彼ら(連合軍)を襲った。」(9節)。

ヨシュアは主からの励ましの声を聞いて、果敢に戦いに挑んでいきます。ギルガルからギブオンまではかなりの上り坂で体力的にもきつかったでしょう。それも夜中に徹夜で夜通し走り続けます。騙されて結んだ契約なのに、ヨシュアたちはギブオンを守るために全力を尽くして、彼らのために戦います。

「ヨシュアはカデシュ・バルネアからガザまで、および、ゴシェンの全土をギブオンに至るまで討った。これらすべての王たちと彼らの地を、ヨシュアは一度に攻め取った。イスラエルの神、主がイスラエルのために戦われたからである。」(41~42節)

神のみわざ

この戦いで、ヨシュアはカナンの南に住む七つの国を「一度に」占領しました。これまで、一つの町に対して1回の戦いでしたが、ここに至っては一気に7つの町を占領したのです。これが神さまの成される御業です。騙されて失敗であったようなギブオンとの契約の中にも、神さまの御手は働いてすべてを益に変えてくれました。すなわち、神さまのご計画にある人々のために、主が働いてくださることを私たちは知っています!ハレルヤ。

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