岡崎ホープチャペル発行の週報(2024.7.14)より
聖書箇所:ヨシュア記 11章 1節〜23節
ヨシュアたち主の軍の大勝利
ギブオンとの平和条約から始まったカナン南部の連合軍との戦いは、ヨシュアの祈りに応えてくださった主の奇蹟により、日がとどまった一日のうちに大勢が決し、ヨシュアたち主の軍の大勝利となります。
さて、これらの出来事を知りカナン北部の王たちも連合軍を組みイスラエルに敵対します。カナン北部で権力を持っていたハツォルの王ヤビンが主導し、大軍勢を率いてメロムの水のほとりに集結します。その全陣営は「海辺の砂のように大勢の兵で、馬や戦車も非常に多かった。」とあります。しかし主は再びヨシュアに語られ「彼らを恐れるな。」と励まし勝利を約束してくださいます。ヨシュアは主がいつも一緒にいるから、何も恐れず、怖い者なしで無鉄砲に生きていたわけではありません。モーセのカバン持ちとして従ってきたヨシュアは、荒野でアマレク人たちと戦い、恐さ、痛み、苦しみを知っていました。敵の強さ、多さ、軍事力、そして自分の弱さ、小ささ、何もないこと、どう見ても、自分の力では太刀打ちできないこと、だから恐れがあります。
でも、その恐れを知っているからこそ、主により頼み、主に信頼し、主を恐れる者と変えられていきました。たとい、見える所は自分一人でも、主がともにいてくださるなら、私たちは巨大な大軍に勝る主の守りを持っていることを悟るのです。そうそれが「万軍の主」と言う告白です。ヨシュアは主の言われた通り、軍馬の足の筋を切り、戦車をすべて火で焼きます。軍事力よりも、主により頼むことを選ぶのです!ハレルヤ。
「長い間にわたってヨシュアはこれらすべての王たちと戦った。」18節
これは、その戦いに長期間の忍耐と勇気が必要だったことを意味しています。霊的戦いは、忍耐が切れて投げ出したら負けです。圧倒的な勝利をしたあとも、霊的戦いは続きます。私たちの戦いは忍耐を通して、練られた品性が建て上げられていきます。その品性が希望を見るのです。忍耐のない希望は幻想です。ぜひ忍耐の中で神さまの計画を知り、希望を見る者でありましょう。この地のアナク人を聖絶するということは、ヨシュアにとって「夢の実現」のようなものであったに違いありません。ヨシュアの信仰は、この四十年間、全く変わっていなかったのです。大切なことは、恵みの中でゴールを見続けることです。恵みの中で忍耐しましょう。そこには変わらない希望が必ず与えられます。ハレルヤ!