岡崎ホープチャペル発行の週報(2024.7.21)より
聖書箇所:ヨシュア記 13章 1節、14章 1節〜5節
長い間、ヨシュアはカナンの地の王たちと戦いました。
これらの地を勝ち取るまでにヨシュアは約7年もの間戦い続けました。ヨシュアはこの時、100歳になろうとしていました。モーセのかばん持ちとしてずっと忠実に仕えてきました。若い頃、実際に荒野の戦いでは最前線で剣を振るっていました。今でも民を指揮すると同時に、ヨシュアもギルガルからいつも戦場に向かいます。若かった頃とは違い、一日遠征を終えギルガルに戻って来て自分の天幕に入ると、その日の疲れが体中に染み込んできて、その場で横たわり、しばらく身動きが取れなかったでしょう。でもその中でも今日一日の使命を終え、神さまの守りと祝福に感謝していたことでしょう。そこに神さまの臨在が覆い、ヨシュアに主の声が響きます。
「ヨシュア、あなたは今まで本当に良くやってくれた。あなたは年を重ね、ちょっと老人になったね。でも、まだあなたが占領すべき約束の地はたくさん残っているんだよ。」
ヨシュアはこれまでも精一杯神さまのために全力を尽くして走ってきました。もう100歳になろうとしているのに、まだ勝ち取るべき約束の地が残されていると。しかし主は、これ以上ヨシュアに戦えとは命じませんでした。その代わりにイスラエルの12部族たちが、それぞれ自分たちに割り当てられた地を、自分たちで勝ち取るようにと命じます。聖書は共同体の祝福を強調しています。信仰も、実際の生活のさまざまなシーズンも共に過ごしてきた仲間たち、ときには意見の分かれるときもありますが、それでも共に重荷を負い合い、喜びも悲しみも乗り越えていくのが共同体の祝福です。
共に勝ち取る祝福がある、場所がある。
同じ時代に、同じこの場所で、共にイエスさま恵みを味わい、神さまのみことばを聞き、信仰生活を共に送れる共同体があるって、なんという祝福でしょうか。たまに共同体に属するのは面倒臭い、苦手、傷ついたと言う人もいるでしょう。でも願わくば、どこでも良いから霊的カバーリングを受けれる教会に属せるようにと祈ります。なぜなら、それが神さまのみこころだからです。教会はキリストの花嫁だからです。
エペソ人への手紙 5章24~25節