岡崎ホープチャペル発行の週報(2024.7.28)より
聖書箇所:ヨシュア記 14章 1節〜5節
12部族には、それぞれの割り当て地が与えられます。
ヨシュア記の13章から21章までは、その12部族の相続地についての言及です。まず割り当て地が決まっていたのが、ルベン族、ガド族、マナセの半部族たちです。彼らは多くの家畜を所有しており、その牧畜に適した場所を願ったので、ヨルダン川の東の地をすでに分割されていました。彼らには約束の地の戦いで得る相続地はありませんでしたが、しかし彼らはイスラエルのため、カナンの地での戦いに共にいのちをささげてきました。そして、やっと家族の元に戻って行く日が来ました。そして残りの九部族とマナセの半部族がくじ引きによって、相続地を得ます。どの相続地を得るかは、彼らにとって一番重大な関心事でした。それによってこれから後、自分たちだけではなく子孫代々に及ぶまで影響を与えることだからです。山地なのか、平地なのか、北部地域なのか、南部の方なのか。。。ただのくじ引きではなく、これからの部族の一生を決めるような瞬間、まるで、はずれなしの宝くじを引くような瞬間だったのではないでしょうか。それがエジプトから出てきてからずっと夢見てきた自分の土地、相続地の割り当てでした。
さて霊的にいうなら、私たちにもそれぞれの割り当て地があります。
神さまが置かれる場所があります。あなたが汗水流し勝ち取る場所、祝福を流す場所があります。あなたが輝く場所があります。主の栄光を現す場所があるのです。自分では、気づいていないかもしれません。今の私はそんな状況ではないって思うかもしれませんが、もしかしたらそこが神さまがあなたに割り当てている場所かもしれません。そこは、他の人ではなく、あなたが勝ち取るべき場所なのです。
あなたに与えるものがある。それは、わたし自身だ。
ヨシュア記 14章4節
ここで、12部族には加わっていない部族があります。それがレビ族です。彼らは荒野での旅の途中、祭司の部族として特別な扱いを受けるようになりました。モーセやアロン、幕屋に仕える者たちです。いつも戦いの最前線に立って、契約の箱を運び、角笛を吹き鳴らし、ヨルダン川に最初に入っていくのも彼らです。そしてヨルダン川のど真ん中で、すべての民が渡り終えるまで重い契約の箱を持って立ち続けたのもレビ族たちです。主の祭壇のために仕える人々、神さまの臨在のために仕える人々、それがレビ人です。当然彼らにはカナンの地で一番も良い、カナンの地の中心で素敵な土地が与えられても良いでしょう。しかし神さまは、彼らに相続地はありませんと言われます。だけど、神さまは「あなたに与えるものがある。それは、わたし自身だ。わたしがあなたの取り分だよ。」って言われます。
えっ、、、それって特別なの???嬉しいのか、どうなのか微妙なところですね。でも、神さまの臨在を体験している者にとっては、それが最高の取り分であり、祝福なのです。神さまが私のすべての必要を備えてくださる!神さまが一緒にいてくれるだけで充分です!って、主ご自身が私の喜びであり、主ご自身が私の満足なんですと告白出来る祝福を感謝します。ハレルヤ!