岡崎ホープチャペル発行の週報(2024.10.20)より
聖書箇所:箴言 9章 7節〜9節
嘲る者を叱るな。彼があなたを憎まないために。知恵のある者を叱れ。彼はあなたを愛する。
知恵のある者に与えよ。彼はますます知恵ある者となる。正しい人を教えよ。
彼は洞察を深める。」
箴言の1章から始まった父から子への訓戒は
9章でクライマックスを迎えます。父は、いつも子が正しい選択ができるように教え、知恵を通して正しく生きる道を示してくれます。私たちも、与えられた知恵をどのように用いるべきか、どのように教えるべきか吟味する必要があります。
ここで、みことばは「嘲る者を戒める必要はない」と言います。また「悪しき者を叱る必要はない」と言います。これが聖書の法則です。嘲る者、悪しき者は、神を恐れることがありません。だから知恵を聞いても簡単にそれを捨て去り、踏みにじります。自分の罪の大きさを認めようとせず、神さまの恵みの意味を知ろうともしないからです。知恵は求める者に語るように勧めているのです。
「聞く耳のある者は聞きなさい」と言うみことばがありますが、すべての人が聞くわけではありません。聞こうとしない人に教えるのはとても疲れます。徒労に終わるばかりか、逆に助けを与えようとしている人を攻撃し、傷つくこともあります。それよりは聞こうとする人、学ぼうとする人に教える方がはるかに祝福があると言うのです。そう言われると、なんか冷たく感じてしまう人たちがいるかもしれませんが、知恵や訓戒は聞こうとする人たち、受け入れる用意ができている人に語られるべきなのです。
「聞く人々の覆いを取り除いてください」
だから私たちは福音を伝えるにあたって「聞く人々の覆いを取り除いてください」と祈る必要があります。人々が神さまの恵みに心を開き、その愛のゆえに神さまを恐れることができるように祈るのです。私たちの情熱で人々が救われるわけではありません。正しいことを伝えれば、人が変わるわけでもありません。すべての良い知恵は主なる神さまから来ます。そのために聖霊さまに働いてもらう必要があります。聖霊によりイエスさまの十字架の代価が開かれるとき、人は知恵を求め、愛を受け入れるように変えられます。私たちは福音を語る使命があります。それと同時に、私たちが日々福音を聞く必要もあります。知恵を得るために、みことばを求める者でありましょう。ハレルヤ!