神さまの喜び

信望愛(Okazaki Hope Chapel Monthly Bulletin)2024年9月号より

「人の歩みは主によって確かにされる。主はその人の道を喜ばれる。」
詩篇37:23

「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神を求める者には報いてくださる方であることとを、信じなければならないのです。」
ヘブル人への手紙 11:6

神さまを信頼するとき、そこに私たちの従順が試されます。信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。ノアは神さまの喜びでした。ノアは神さまの心にかなっていたとあります。世界中が堕落し、自分勝手に生きていた時代にあっても、ノアは神さまの喜びでした。それはノアが心から神さまに従う者だったからです。

「信仰によって、ノアは、まだ見ていない事がらについて神から警告を受けたとき、恐れかしこんで、その家族の救いのために箱舟を造り、その箱舟によって、世の罪を定め、信仰による義を相続する者となりました。」
ヘブル人への手紙 11:7

ノアはまだ洪水を見たこともありませんでした。天から雨がふり注ぐことも想像できませんでした。しかし彼は、見えない神さまのことば通りに行動しました。

山の上に巨大な方舟を造ります。神さまの言われた通りに、その寸法、形、材料に至るまで、どんな「小さな指示にも」その通りにしました。神さまの望まれる方法で、神さまの望まれる時に、そのようにしたのです。
こんな山の上に方舟を造っても意味があるのか?どうやってすべての動物をこの中に入れるのか?
どれくらいの期間方舟の中に居なければならないのか?何もその答えはわかりませんでした。

神さまが私たちに何かをするように言われる時、神さまはその理由や結果を、私にあらかじめ知らせる必要はありません。それを知らせたら、私がすべてを理解して従うとは限りません。かえって従えないかも知れませんね。
従順とは、分からなくても即座に従うことによって神さまの計画を知り、体験していくことでもあるのです。その従順を神さまは喜ばれるのです。親が子を喜びとするのは、その子どもたちが完全であるからでも、完全に成熟しているからでもありません。その成長の過程を見ることが、親の喜びであり、楽しみなのです。
神さまは、あなたの霊的成長のすべての段階において、あなたを愛し、あなたを喜んでおられます。聖霊さまが、きょう、あなたに必要な信仰を与えてくださいますように。
ハレルヤ!

牧師 佐藤耕二

日本語訳聖書は「聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会」を使用しています。

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