信望愛(Okazaki Hope Chapel Monthly Bulletin)2025年1月号より
「心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。」
マルコの福音書 12章30節
神さまが私たちに望んでおられる第一のことは、神さまを愛することです。
初めに創造された人=アダムが一番最初に神さまから与えられた務めは、まず耕す=仕えること(アヴァール)、そして神さまのことばに聞き従う=守ること(シャーマル)でした。
でもその務めは強制的に選び取ることではなくて、アダムが神さまとの愛の関係の中で自由に、喜んで選べることが人に与えられた尊厳でした。神さまを礼拝することも、神さまのみことばに従うことも、私たちの心からの愛によってささげられることを神さまは喜ばれます。
イエスさまは、『心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』と言われました。神さまを愛することは、私たちの人生の一部分でも、余り物でもありません。神さまは、私たちのすべてをもって神を愛することを求めておられます。
もちろん自分の意志と努力だけで100%それを成し遂げることは、私たちには不可能です。それはイエスさまもご存知でしょう。
でも、見せかけや偽善、自分の栄光のために神さまを礼拝することのないように心がけること、それが私たちのできるすべてではないでしょうか。
神さまは、私たちに自由意志による尊厳を与えてくれました。「思いのまま、自由に取って食べていい」と。たったひとつだけ神さまが求めておられることは、私たちの心からの礼拝です。
祈ること、歌うこと、捧げること、従うこと、すべてにおいて心から神さまに感謝してささげる愛=礼拝を神さまは喜ばれます。
神さまがあなたに与えてくれた人生、イエスさまとの出会い、葛藤、涙、みんなそれぞれ違います。でもそのことを通してより深く知った神さまの愛に、あなたが心から応答していくことを神さまは望んでおられます。
喜びを与えてくださるのも、感謝できることも、神さまが与えてくださる恵みです。だからすべての造られたものは、主をほめたたえるのです。
今年も、力の限り主を愛しましょう。
ハレルヤ!
牧師 佐藤耕二
日本語訳聖書は「聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会」を使用しています。