岡崎ホープチャペル発行の週報(2025.2.2)より
聖書箇所:列王記 第一 18章 1~15節
私たちにはそれぞれ神さまから与えられている使命があります。
それぞれの場所があり、役割があります。神さまのカバーリングの中でその使命に忠実に生きる者として、私たちは置かれています。エリヤとオバデヤを通して、そのことを見ていきたいと思います。
①エリヤの使命
エリヤは、残されたやもめと生き返った息子と一緒に、同じ屋根の下で生活を共にします。雨が降らなかった3年間を通して、イスラエルは深刻な飢餓に苦しんでいました。アハブは、雨は降らないと預言したエリヤを探そうと必死でした(10節)。その間に、多くの預言者仲間の方々が捕まり、処刑されました。エリヤもそのことは知っていたかもしれません。自分がアハブの前に出て行けば、仲間たちへの迫害が終わるかもしれない。そんな葛藤の中でエリヤは、神さまが語られるのを異邦の地でただひたすら待っていました。そして再び主の声を聞くと、主だけが神であることを示すためにアハブの前に出ていくのです。
②オバデヤの使命
一方オバデヤは、宮廷をつかさどる者でアハブ王が信任する高官の一人で、アハブ王の側近で働く者でした。しかし彼もエリヤと同じく神を恐れ、主に仕える者として生きていました。かつてイゼベルが主の預言者たちを殺したときに、オバデヤは百人の預言者たちを救い出し、五十人ずつ洞穴の中にかくまい、パンと水で彼らを養ったとあります。オバデヤは、命がけで預言者たちをかくまい、日々彼らを養っていました。
与えられた使命に忠実に歩む
与えられている立場や賜物は違っても、2人は神さまから与えられた使命を果たすために生きて来ました。霊的に堕落した時代ではありましたが、ここに主のために自分のいのちを使う人々がいることに感動します。2人はそれぞれの使命に生きる者ですが、同じ神の国のビジョンを見ていました。そんなオバデヤとエリヤが出会います。エリヤは、オバデヤのため「私は必ず、きょう、アハブの前に出ます」と約束し、共に神の国を建て上げていく同労者を励まします。愛するみなさん、私たちも同じですね。きょう、共に祈り、共にワーシップして、神の国の祝福を伝える者として、それぞれの使命に忠実に歩んで行きましょう。あなたにしか出来ないことが、必ず、あなたの周りにあるからです!ハレルヤ。