「霊的アハブを取り除け:その②」カバーリングの学び 第12回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2025.3.30)より
聖書箇所:列王記 第一 21章 1~16節

アハブは神さまのみことばに従わず、ベン・ハダテと契約を結んで生かしておいた。預言者を通して自分の過ちを指摘されますが、その忠告を素直に受け取ることが出来ませんでした。

「イスラエルの王は不機嫌になり、激しく怒って自分の宮殿に戻って行き、サマリアに着いた。」
列王記 第一 20章43節

そしてそのあとに、また罪を重ねていきます。

イズレエル人ナボテは、

とても良い土地にぶどう畑を持っていた。その土地は代々引き継がれてきた“ゆずりの地”=部族ごとに分けられた相続地でした。アハブはその土地を欲しがります。そして高価な売買価格を提示してナボテのぶどう畑を手に入れようとします。ナボテにとっては好条件と言える提案でしたが、彼はキッパリとその提案を断ります。なぜなら、その土地は“ゆずりの地”だったからです。

アハブはイスラエルの王としてすでに多くのものを所有していたのに、それに満足出来ず、もっと自分の名を国々に知らしめようとしました。貪欲を抱くと心を奪われ、心を奪われると罪の奴隷となります。これは霊的な面でも同じです。人の賜物、人に任せられた神さまからの特権、それに対して心を奪われると罪の奴隷になってしまいます。妬み、嫉妬、それが愚痴や批判になってしまいます。ナボテは、恵みにより神さまから与えられていたものをよく知っていました。だから欲にとらわれず、そのゆずりの地を引き継ぐことを大切に選び取りました。

そこにイゼベルが登場します。

そもそも神さまを恐れない女王が、ナボテを殺すための陰謀を企てます。イゼベルが取った方法は、イスラエルの慣習を悪用することでした。2人の者が同じ証言をすれば、それを事実として、その証言に基づいて裁きをするという律法です。そのために、よこしまな者(反社的な者)を座らせて、権力により、良いぶどう畑を自分のものとしようとします。アハブはナボテが死んだと聞くと、すぐ立ち上がって、ナボテのぶどう畑を取り上げようと、なんのためらいもなく、意気揚々と出ていきます。もう完全に罪の奴隷となっています。。。

私たちにも同じような霊的戦いがいつもあります。

富や名声、自己義により、目を覚ましていないとすぐにサタンの誘惑におちいってしまいます。だからいつも、みことばの剣に同意することを癖にしなくてはいけません。これは訓練です!みことばは赦しなさいと言われます。いつまでも怒っていてはダメだと言われます。私たちは、そのことばに同意しなくてはいけません。祝福がある時に、サタンの惑わしもやってきます。お互いに、神の武具をしっかり整えて、霊的戦いに勝利しましょう!ハレルヤ。

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