「サタンに勝利する秘訣」カバーリングの学び 第15回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2025.4.20)より
聖書箇所:列王記 第二 1章3~4節

「アハブの死後、モアブがイスラエルにそむいた」とあります。

父アハブの治世において均衡を保っていた二国間(イスラエルとモアブ)に、亀裂が入ります。また、アハズヤ自身が屋上の部屋の欄干から落ちて病気になってしまいます。これらの二つの危機は、ある意味においてまことの神さまを求める恵みの機会となるはずでした。しかしアハズヤは、神さまに助けを求めず、かえって偶像の神(バアル・ゼブブ)に伺いを立てることにより、死を招いてしまいました。

そのころ、主の使いがティシュベ人エリヤに告げた。「さあ、上って行って、サマリアの王の使者たちに会い、彼らにこう言え。『あなたがたがエクロンの神、バアル・ゼブブに伺いを立てに行くのは、イスラエルに神がいないためか。
それゆえ、主はこう言われる。あなたは上ったその寝台から降りることはない。あなたは必ず死ぬ。』」そこでエリヤは出て行った。」列王記 第二 1章3~4節

バアル・ゼブブ(ベルゼブル)とは、サタン、悪霊のことです。「ハエの王」という意味です。ハエは、人や動物にまとわりつき、また食物や排せつ物に群がります。ハエが、生きものや食物、きたないものに群がるのは、まさしくサタンが罪に群がり、神の子どもたちに群がるのに似ているように思えます。ペテロは「身を慎み、目を覚ましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、吼えたける獅子のように、だれかを食い尽くそうと探し回っています。」(ペテロの手紙 第一 5章8節)と忠告しています。私たちの自己義、責任転嫁、妬み、そねみ、傷、、、サタンがそこに少しの火種を撒くと、私たちの思いはすぐに悪い思いに炎上してしまいます。だからいつも霊的な目を覚まして注意していなければなりません。

罪からくる報酬は死です。

「あなたは必ず死ぬ」というフレーズは、主がアダムに対して「善悪の知識の木からは決して食べてはならない。食べるとあなたは必ず死ぬ」と言われたのと同じことばです。自分の義を主張するとき、私たちは霊的に死んでいきます。どうしたらサタンに勝利できるでしょうか?答えはシンプルです。「主に立ち返る」ことです!いのちの木から取って食べることです。十字架の前に出て、悔い改めることです。イエスさまがすでに罪と死の呪いから勝利されました。そのイエスさまを仰ぎ見るのです。

「もし、私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。」
ヨハネの手紙 第一 1章9節

これがいのちを得るすべてです!これが聖書でハッキリと示している原則です。

もし私たちが罪を犯すとき、どんなに自分を正当化しても、言い訳しても罪が赦されるとは書いてありません。あなたが自分の罪を口で言い表すなら、神さまはあなたのその罪を赦し、すべての悪からあなたをきよめてくださると言うのです。悔い改めは最高の喜びです。悔い改めを喜ぶ文化が教会に建て上げられますように。お互いを責めるのではなく、お互いに悔い改め合うときに、いのちが湧いてくるのです。ハレルヤ!

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