「少しも妨げられることのない福音」使徒の働き 学び第43回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2021.02.21)より
聖書箇所:使徒の働き 28章23節~31節

「パウロは、まる二年間、自費で借りた家に住み、訪ねて来る人たちをみな迎えて、
少しもはばかることなく、また妨げられることもなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えた。」使徒の働き 28章30~31節

さぁ〜いよいよ使徒の働きの最後の部分です。著者であるルカは、ローマでのパウロの活動を短く記しています。裁判を待つ囚人としての身分でありながら、自費で借りた家に住み、訪ねてくる人々に神の国を伝えるパウロの姿がそこにあります。ダマスコ途上でイエスさまと出会い、180度生き方が変えられたパウロは、福音宣教のために走り続けました。パウロのまわりにはいつもあざけりと中傷があり、同胞から受ける難、敵対する者から受ける難、さまざまな試練がやってきます。使命を捨てれば、苦しみを避けることもできたのに、パウロはその働きを止めることなく、苦しみを受ける道を選んでいきます。パウロの人生を一言で言い表すなら「パウロは自由でなかった」と言うこともできるでしょう。いつも患難があり、捕らえられます。「少しも妨げられることなく、神の国を宣べ伝え」たことなどなかったのではないでしょうか。しかしパウロは自由ではなかったが、絶えず妨げもあったが福音を語ることはやめませんでした。

私たちが良いことだけが起こるのを願ってイエスさまに従っているなら、

もし苦しみを通ることが告げられたとき、私たちは従うことは難しいかもしれません。すぐに逃げたくなるでしょう。でもあなたが、神さまからの使命を握って、自分の走るべき行程を走り尽くすなら、神の国の福音は、あらゆる状況でも閉じ込められてはおらず、さらに広く伝えられていきます。聖霊さまがあなたを導き、力を与えてくれます。それが聖霊行伝(使徒行伝)です。

パウロは捕らえられて繋がれていましたが、

福音はどんな状況でも制限を受けることなく、広がっていきます。自宅軟禁状態の中でもパウロの働きは続き、パウロに会う人々に変化が生じ、福音はまるで翼を持ったかのように宣べ伝えられていきます。ローマはパウロを捕らえていると思っていたが、実際にはパウロが宣べ伝える福音がローマを捕らえ始めていたのです。

どんな悪い状況の中でも福音は前進していきます。

コロナ渦の中にあっても、福音はとどまることがありません。エペソの町が、コンリトの町が、ピリピの町が変えられていきました。福音の影響力はそれほど力強く、そこに住む人々を神さまへと立ち返らせ、信仰によって生きるようにさせます。これが神さまのなされる福音の御業です。岡崎の町が変わることを見ましょう!日本が変わることを見ましょう!福音は、救いを得させる神の力です。「使徒の働き」はまだ終わってはいません!その続きはあなたです。

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