「勇気を失うことはない」 2コリント学び第8回

「コリント人への手紙第2」学び 第8回(2018.09.23)
聖書箇所 2コリント 4章16節~18節

「ですから、私たちは勇気を失いません。たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。」
聖書箇所:コリント人への手紙第2 4章16節

この「勇気を失う」ということば(エンカケオー)の意味は、「目標を達成するために必要な動機を失う」ということを表します。
パウロは苦難の中にありましたが、福音の働きのための目標、動機がはっきりしていたので、勇気を失うことはない!と宣言します。
では、その動機とは・・・

①「すべてのことはあなたがたのためであり、」

すべてのことはあなたがたのためであり、それは、恵みがますます多くの人々に及んで感謝が満ちあふれ、神の栄光が現れるようになるためです。」15節。

パウロが労苦していたのは、自分のためではありませんでした。
その労苦は、苦難の中で開拓したコリントの教会のためでした。
この「すべてのこと」には、パウロが伝える福音のことだけではなく、彼の苦しみの歩みも含まれています。
パウロは自分の働きを通して、神の救いの恵みがますます多くの人々に及ぶことを願っています。
それが動機であり、その視点が定まっているのでどんな状況が起きても「勇気を失うことはない」と言っているのです。
私たちの歩みもそのようでありたいですね!

さらにパウロは、働きのために勇気が湧く理由を説明します。

②「たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされる」から。16節

外なる人」とは私たちの外見のことだけではありません。
生まれながらの人間性、自我やプライド、またこの世的な視点で見る自分の価値や力のことです。
クリスチャンはこの世的な価値観では衰えていくように見えても、「内なる人」つまり新しく生まれた内に住む聖霊の喜びは、栄光から栄光へと日々イエスさまの似姿へと変えられていくのです!
肉が衰えれば衰えるほど、神の国が私たちの内側に形造られていくのです。

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