違いを超えて

信望愛(Okazaki Hope Chapel Monthly Bulletin)2019年3月号より

イエスさまの公生涯の期間は、わずか3年半でした。
短期間のうちに12人を弟子として選び、共に歩まれました。
もしあなたが、何かの目的のためにチームを作り、メンバーを集めるとしたら、どのような基準で選びますか。
大抵は、なるべく能力があり、チームワークが良く、同じ志を持つ仲間を集めることでしょう。
ところがイエスさまが採用したリストを見ると、どうして選ばれたのだろうかと不思議に思える12人でした。
その中には、ガリラヤの漁師たちや、短気で「雷の子」と呼ばれる者たちもいました。
また、ユダヤ人から「裏切り者」、「ローマの犬」と呼ばれ嫌われていた取税人もいました。
一方で、国粋主義者と言われる右翼のような人もいます。
どうして、こんなバラバラな人たちを選ばれたのだろう。」と思います。
でも私は、この弟子のリストを見るたびに励まされます。
イエスさまは、あえて弱い人、違いのある人たちを選ばれたんだな~と。
育った背景も違えば、性格も全然違います。

でも、たった一つの共通点があるとすれば、それは一人一人がイエスさまの招きに応えて、「はい、主よ。」と素直について行ったという事実です。
イエスさまの招きにただ応えた!」という共通点こそが、すべての違いを乗り超える力となったのです。
教会も同じです。性格も、学歴も、立場も全然違う私たちですが、たった一つの共通点があります。
それは、イエスさまの招きに応えて「はい、あなたについて行きます。」と応答し、喜ぶ者たちです。
イエスさまの十字架こそ、様々な違いを超えて一つになる唯一の道ですね。
「キリストこそ私たちの平和であり、二つのものを一つにし、隔ての壁を打ちこわし、ご自分の肉において、敵意を廃棄された方です。」聖書箇所:エペソ人への手紙 2章14節~15節
ハレルヤーーー!

牧師 佐藤耕二

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