「ひとりの羊飼いによって」伝道者の書:学び第11回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2023.2.5)より
聖書箇所:伝道者の書 12章9節〜14節

「知恵ある者のことばは突き棒のようなもの、編集されたものはよく打ちつけられた釘のようなものである。これらはひとりの羊飼いによって与えられた。」
伝道者の書 12章11節

福音の視点から見る「伝道者の書」の最後の学びです。

今日の注目箇所は「ひとりの牧者」「ひとりの羊飼い」です。
「突き棒」は、羊を守り、導くための羊飼いの道具、杖とむちです(詩篇23)。
「よく打ち付けられた釘」とは、この知恵のことばが効果的に心の板に刻まれていくことを象徴しています。

「神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄を分けるまでに刺し貫き、心の思いやはかりごとを見分けることができます。」
ヘブル人への手紙 4章12節

これらのことは、ただ「ひとりの羊飼いによって」与えられる祝福です。

私たちのすべての祝福は、イエスさまの十字架から溢れ流れます。

創世記から黙示録まで、聖書は一貫して、この「ひとりの羊飼い」、救い主イエス・キリストによって全人類の救いが達成されることを示しています。それが神の知恵だからです。
私たちが空しさから解放され、希望をもって自由にされていくためには、あなたの心の板に、イエスさまの十字架が刻まれていくことしか方法はありません。よく打ち付けられた釘のように、真理のみことばがあなたの心に刻まれていくのです。その時、みことばがあなたの願いとなっていき、神を恐れること、みことばに従うことが喜びへと変えられていきます。

十字架の道は、愚かに見え、空しく思え、

どうしてと嘆きたくなる道ですが、それがイエスさまの歩まれた道でした。でもそこに、本当の知恵があり、喜びがありました。そこには私たちの理解を超えた神の知恵、神の愛、神の義が啓示されています。

ひとりの羊飼いは、羊のためにいのちを捧げられました。そして今も、天の御座の前で、私たちのためにとりなしてくださいます。そのとりなしのゆえに、羊は、羊飼いの声を聞き分けます。
きょう、イエスさまのことばをますます愛する者へと変えられますように!ハレルヤ。

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