あなたの力と栄光を見る

信望愛(Okazaki Hope Chapel Monthly Bulletin)2019年7月号より

「神よ。あなたは私の神。 私はあなたを切に求めます。 水のない、砂漠の衰え果てた地で、 私のたましいは、あなたに渇き、 私の身も、あなたを慕って気を失うばかりです。 私は、あなたの力と栄光を見るために、 こうして聖所で、あなたを仰ぎ見ています。」
詩篇63:1~2

「信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです」  ヘブル11:1
私たちの周りの世界は実際に目に見えます。しかし見える世界は信仰の対象ではありません。私たちは、目には見えない神さまを信じ、見える世界が見えない方によって造られたと知っています。信仰とは、この見えない方に信頼し、見える世界を生きていく力なのです。

1. 「見えないもの」が確かだと信じる生き方。
ダビデは、荒野と空だけが広がる「砂漠の衰え果てた地で」、神さまご自身に飢え渇き、神の力と栄光に目を向けます。彼は、荒野の中にいても、まるで聖所で神を仰ぎ見ているようでした。日常生活が壊れかけた場所でも、敵に踏みにじられた状態でも、ダビデは神の力と栄光に目を向けます。
神の約束に対して、揺るがない圧倒的な保証を信じている人は、約束が疑う余地のないことを理解しているので、この約束がすでに成就しているように生きるのです。

2.神の恵み、永遠に目を留める。
「あなたの恵みは、いのちにもまさる」  詩篇63:3
肉体のいのちから、永遠のいのちへと関心が移っていくとき、私たちの口から讃美が溢れてきます。ダビデの一番の平安は、神さまとの親密な関係の中にありました。本当の平安は、状況や環境によらず、神さまとの親密な関係の中にあります。

3.荒野は、本質へと目を開かせてくれます。
荒野では何がまことであり、何が偽りであるかが見えるようになります。苦難を通して、神さまに近づき、神さまが共におられることを知ります。荒野には忍耐と苦しみもありますが、神さまのみ声を聞き、神のうちにある希望と喜びに満たされて歩むことができる場所でもあります。ですからクリスチャンの生き方は、いつも力強く、新しいいのちを得て歩めるのです。ハレルヤ!

牧師 佐藤耕二

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする