「あなたがわたしに罪を犯さないように。」その② 信仰の父アブラハム 学び第24回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2019.06.23)より。
「創世記」信仰の父アブラハム 学び第24回
 聖書箇所:創世記 20章1節~18節

神は夢の中で、彼に仰せられた。「そうだ。あなたが正しい心でこの事をしたのを、わたし自身よく知っていた。それでわたしも、あなたがわたしに罪を犯さないようにしたのだ。それゆえ、わたしは、あなたが彼女に触れることを許さなかったのだ。」創世記 20章6節

アビメレクは、サラがアブラハムの妻とは知らずに彼女を召しかかえます。
こうした問題の中で、サラを自分の所に召し入れたアビメレクが夢を見るのです。
問題のアブラハムにではなく、被害者的なアビメレクに神さまは現れます。
3節、ところが、神は、夜、夢の中で、アビメレクのところに来られ、そして仰せられた。「あなたが召し入れた女のために、あなたは死ななければならない。あの女は夫のある身である。」と。
これは衝撃的な夢ですね!
急に神さまから「あなたは死ななければ。」と言われるのです。
衝撃をうけたアビメレクは、神さまに訴えかけます(4~5節)。

神さまは、これに応えて、アビメレクが正しい心でそれをしたことを認めるのです。
そして言われました。「それで、わたしも、あなたがわたしに罪を犯さないようにしたのだよ。」と。
神さまが、サラに触れることを許さなかったのです!
なんという神さまの介入でしょうか。
神さまが一方的に罪を犯さないように介入してくださったのです。
これこそ神さまの恩寵です。

7節。「今、あの人の妻を返していのちを得なさい。」とあります。
聖書では「罪から来る報酬は死です。」とはっきり書いてあります。
この罪から来る「死」とは、なんでしょうか。
誰にでも「死」は訪れるものですが、ここでいう「死」とは「霊的な死」のことです。
神さまとの関係が途絶えていくと言うことです。
アダムとエバが善悪の知識の実を食べたとき、「必ず死ぬ」と言われましたが、その場では死にませんでした。
しかし、霊的な死に入りました。

「今、あの人の妻を返していのちを得なさい。」生きているようでも「いのち」がないのです。
私たちもそのことを覚えなければなりません。
「罪から来る報酬は死です。しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」
永遠のいのちは、ただずっと死なないということではありません。
神さまとの臨在の中で喜び、楽しみ、愛の関係の回復があってこそのいのちです。アーメン!

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