「ステパノの殉教」使徒の働き 学び第13回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2020.07.26)より
聖書箇所:使徒の働き 7章51節~60節

そして、ひざまずいて大声で叫んだ。「主よ、この罪を彼らに負わせないでください。」こう言って、彼は眠りについた。
使徒の働き 7章60節

ステパノは聖霊に満たされて大胆に福音を語ります。ステパノが明らかにしたイスラエルの罪はすべて真実でした。しかし彼らはそれを認めて悔い改めることができません。そして「福音の恵み」のメッセージに入る前に、耳をふさいでステパノを殺してしまいます。

①消えていくステパノ

初代教会にとってステパノは柱のような存在でした。信仰に満ち、恵みに満ち、力に満ち、知恵に満ちていました。ステパノの姿はイエスさまに似ています。最後の時、ステパノの顔は御使いのように見えました。主の栄光が輝きます。そこには恐れや、怒りはありませんでした。聖霊に満たされていたからです。そして天に目を向け、神さまの栄光と復活されたイエスさまがとりなし祈っておられるビジョンを見て、彼も祈ります。ハレルヤ!

②永遠の勝利

多くの人々はステパノの死をあまりにも無力に感じます。しかしステパノの死は敗北でも無力な死でもありません。神さまの目にはステパノは永遠の勝利者であります。彼は「眠りについた」。ステパノは復活のいのちが支配する新しいいのちの安息に「勝利の凱旋」をしたのです。ステパノの死はそれですべてが終わったことを意味するのではありません。一粒の麦が地に落ちて死ねば、豊かな実を結ぶということは真実です。ここからまた神さまの理解を超えた働きがスタートします。ハレルヤ!

③予想できない神さまの方法

ステパノは初代教会の柱のような人でした。人々は彼がいなければ教会はたちまち崩れてしまうかのように思えました。しかし神さまはステパノをご自身の御もとに引き上げられると同時に、別の人を備えられました。その人物がサウロであります。
ステパノの殉教の一場面に何気なく出てくるサウロですが、すでに私たちの思いを超えた神さまの計画は始まっているのです。ステパノの殉教はターニングポイントとなりました。神さまは真実な神の働き人ステパノをご自身のもとへ引き上げらながら、サウロを用いることを暗示しておられます。ステパノの死によって教会が受けるダメージは大きく、福音宣教の働きが大きく後退するだろうと思えてならない時に、神さまの御国はこの2人が入れ替わることを通してさらに爆発的に拡大していくのです。ハレルヤ!

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