「園の中央の二本の木」創世記マスタープラン 学び第16回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2021.06.13)より
聖書箇所:創世記 2章8節~9節

「神である【主】は東の方のエデンに園を設けそこにご自分が形造った人を置かれた。
神である【主】は、その土地に、見るからに好ましく、食べるのに良いすべての木を、そして、園の中央にいのちの木を、また善悪の知識の木を生えさせた。」
創世記 2章8~9節

神のかたちとして最初に造られたアダムは、エデンの園に置かれます。

「エデン」とは「喜び、歓喜が満ちたところ」であり、神さまと人が一つになること、共に住むことの喜び楽しみを意味します。それは幕屋、神殿、神の国、永遠のエルサレムの型であるとも言えます。エデンの園は、神さまの用意されたすべての良いもので満ちていました。

神さまはさらに、その園の中央に「いのちの木」と「善悪の知識の木」を生えさせます。

神さまが園の中央に生えさせたということは、その二本の木が、数多くの木々の 中でもとりわけ重要な木であることが暗示されています。神さまとの慕わしい関係を築くために、このエデンの園においてこの二本の木は最も重要な木であり、特別取り分けられたものです。しかしここで不思議なのは、 神さまはこの二本の木のうち「善悪の知識の木」についてのみ、その木の実は取って食べてはならないと言います。それだけではなくさらに付け加えて、「それを取って食べるとき、あなたは必ず死ぬ」と言われます。そう考えるとエデンの園の中央にある二本の木というのは、「いのち」と「死」という相反する概念の木が、 エデンの園の中央に生えていることになります。

私たちと神さまとの関係の中にあって、この二本の木がいつも私たちの中心にあるのです。

神さまが神であるのか、あなたが神となるのか。神さまのみことばに従うのか、自分の義を主張して生きるのか。それによってあなたが「いのちを得るのか」「死をもたらすのか」が決まるというのです。神さまは、私たち人間に自由意志を与えられました。アダムにすべての良いものを与えられた神さまは、あなたにも良いものを与えられます。人間の側から見れば、「善悪の知識の木」から食べただけで、その結果が死であるというのはあまりにも厳しすぎるような感じがします。しかし、そこに神さまとの本当の愛の関係があるのです。私たちは何度も失敗し、何度も誘惑に負けました。でも神さまのあわれみは尽きません。神さまに反抗し、逆らってきた私のために、神さまはただ恵みにより「いのちの道」を用意してくださいました。それがイエスさまの十字架です。目に見えるたくさんの良いものがある中で、あなたとって最も大切なことは、あなたが自分の意思で「いのちの木」を選ぶということなのです。ハレルヤ!

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