「インプットとアウトプットのバランス」ルカの黙想:学び第4回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2023.3.5)より
聖書箇所:ルカの福音書 4章31節〜44節

イエス様の福音宣教 最初のミニストリー

今日の箇所は、イエスさまが自分の故郷(ナザレ)において福音宣教の宣言をしてから、最初のミニストリーが記されています。それぞれの福音書で記されている内容は違いますが、4つの福音書を通して様々な角度からイエスさまの働きを見ることができるのは感謝ですね。イエスさまの働きには、みことばを教えることと、癒しや悪霊追い出しなどのミニストリーがありました。イエスさまの働きにおいての重要なポイントは、働きとしての「アウトプット」と、父の前に静まる「インプット」とのバランスです。

祈りの生活の重要性

イエスさまの「インプット」の記述は4:42の一節のみです。「朝になって、イエスは寂しい所へ出て行かれた。」とあります。しかし、この1節がイエスさまのすべての働き、悪霊の追い出しや様々な働きを支えているのです。イエスさまはいつも、神さまと二人きりで過ごす時間を何にもまさって優先されていました。その十分な霊的「インプット」によって、権威と力に満ちた様々な働きをすることができたのです。イエスさまにとって祈りの生活は、神の国の働きをするためには、どうしても必要不可欠なものでした。忙しければ忙しいほど、霊的な充電は多く要求されるのです。祈りの生活の重要さを教えられます。

イエスさまの祈りの内容については、だれもそれを覗き見ることはできません。でもそのヒントを見ることはできます。それは、イエスさまの働きの力強さを見て、その祈りに力があることに気づいた弟子たちが、自分たちにも祈りを教えてほしいと願ったからです。そのときに教えられた「主の祈り」の中にイエスさまの祈りの心があります。しかもそのシンプルな祈りの中に、きわめて奥深い神さまとの関係があります。ですから単に「主の祈り」を、ただ唱えて終わりというような祈りではなく、天のお父さんの前に出て、ひとつひとつみことばを噛みしめて祈るなら、そこから深い神さまとの臨在を味わうことができます。

私たちがイエスさまに似る者と変えられるためには、

私たちの生活の中に、祈りの祭壇を建て上げなければなりません。霊的な「インプット」と「アウトプット」、ワーシップとアウトリーチ、静寂と活動。そのバランスを正しく保つことが、多くのクリスチャンの生活に求められることです。私たちは祈らなくなると、神さまのみこころとズレが生じてしまいます。継続してアウトプットするためにも、神さまとの親密な関係を保ちましょう。祈り方がわからないなら、祈祷会に参加することをお勧めします。祈りの霊が注がれなければ、祈ることもできません。祈りの霊が注がれるなら、何をしていても神さまとの祈りの交わりに入っていきます。あなたの日々の歩みの中で、神さまとの祈りの交わりが祝福されますように!

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