「ワーシップの影響力」ルカの黙想:学び第54回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2024.3.3)より
聖書箇所:ルカの福音書 23章 47節〜56節

十字架は、イエスさまの最高のワーシップでした。すべての主権を神さまの御手の前に置いて、自分自身を聖い生きたそなえものとしてささげられました。そのイエスさまのワーシップを見て、その姿に応答する人々が起こされます。イエスさまのワーシップの中で主の栄光が現されていきます。

1つ目の反応は、ローマの百人隊長です。

驚くことに彼は異邦人であり、聖書の律法については無知でした。聖書の預言もメシアに対する理解もなかったでしょう。しかし、彼はイエスさまの十字架のワーシップを通して「神をほめたたえ」、そして「イエスさまが正しい方であることを証言した」のです。自分たちの義ではなく、天の父に対するイエスさまの正しさを見たのです。ワーシップの正しさは、神さまの正しさに自分を徹底的に従わせることから始まります。

2つ目の反応は、群衆です。

彼らは「胸をたたきながら帰って」行きます。この群衆の中には、イエスを十字架に付けろと叫んでいた人、また十字架に付けられたイエスさまをあざけっていた人もいると思います。しかし彼らに変化が起こります。この「帰る」と言うことばは、原語では「悔い改め」の意味で使われることばです。イエスさまのワーシップを通して、人々に悔い改めの心が与えられました。十字架は私たちを悔い改めに導いてくれます。

3つ目の反応は、遠くから離れて見ていた女たちです。

この女性たちは静かに仕える人たちで、いつもイエスさまに着いて行き、いつもそばに居るけれど、自分の意見を主張したり、愚痴をこぼしたりすることのない人々でした。この世の怒り、憎しみ、妬み、不平不満、そのような罪から距離を取り、静かにイエスさまの十字架を見て着いて行く、真の礼拝者の姿ですね。

4つ目の反応は、アリマタヤのヨセフです。

彼は、行動をもってワーシップを示します。彼はサンへドリンの議員のひとりでした。地位も名誉もありました。議会はイエスさまを十字架刑に処する決断をします。しかしヨセフはそのことに同意しませんでした。それでピラトのところに行ってイエスさまのからだを引き取ることを直談判します。もし彼が申し出なかったら、イエスさまは他の囚人と一緒に共同墓地に投げ入れられていたかもしれません。ヨセフはイエスさまのワーシップを通して、私もイエスさまに従うという信仰の表明をします。その信仰により、まだ一度も使われたことのない岩の墓にイエスさまは納められたのです。

そして最後に、女たちが香料と香油を用意します。

三日目の朝に埋葬の整えをするために墓に出かけていきます。こうして、彼女たちが十字架と墓を見た人々の中で、最初の復活の目撃者となるのです。12弟子ではなく、いつも最高のワーシップをささげる者にイエスさまは現れてくださいます。ハレルヤ!

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