「異言と預言」その② 1コリント 講解 第24回

コリント人への手紙第1 講解 第24回(2018.07.01)
聖書箇所 1コリント 14章1節~4節

聖霊の賜物を用いる絶対的な条件は「愛による」ことです。
愛がなければ、その価値は失われます。
聖霊の賜物として与えられる預言について考えてみましょう。

「ところが預言する者は、徳を高め、勧めをなし、慰めを与えるために、人に向かって話します。(3節)」

預言者というヘブル語は「ナービー」と言います。
「告知する。証しする。」という意味があります。
申命記 18 : 18 「わたしは彼らの同胞のうちから、彼らのためにあなたのようなひとりの預言者を起こそう。わたしは彼の口にわたしのことばを授けよう。彼は、わたしが命じることをみな、彼らに告げる。」
預言とは神さまに代わって、神さまが彼の口に置いたことばを人々に語ることです。

【預言の賜物の特徴】

①徳を高める。
「徳を高める」とは、ギリシャ語で「オイコドメ」と言い、建築物を建てる行為の事を言います。
この賜物は、キリストの体、宮を建てあげることが一番の特徴です!
異言が個人的な神との関係なら、預言は人を建てあげる、教会の徳を高めるのです。

②勧めをする。
「勧めをする」とは、励まし勇気づけることです。
預言は教会を励まし、動機づけを与えて人々を動かすものです。
神様のみここを行わせるものです。

③慰めることです。
「慰め」= 「パラクレーシス」と言い、和らげることを言います。
教会は慰めを必要としています。その中で成長していきます。
慰めの子バルナバは、教会全体にとり、大きな祝福と慰めをもたらし、初代教会の益となりました。

「ユダもシラスも預言者であったので、多くのことばをもって兄弟たちを励まし、また力づけた。」使徒 15 : 32

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