「キリストの手紙(推薦状)」2コリント学び 第3回

「コリント人への手紙第2」学び 第3回(2018.08.12)
聖書箇所 2コリント 3章1節~11節

「あなたがたが私たちの奉仕によるキリストの手紙であり、墨によってではなく、生ける神の御霊によって書かれ、石の板にではなく、人の心の板に書かれたものであることが明らかだからです。」3章3節

パウロは、私たちのことを「キリストが書いた手紙」であり、推薦状だと言います。
それは、墨によって石の板に書かれた律法ではなくて、生ける御霊の刃先によって心の板に刻まれた手紙です。
聖霊さまによって、イエスさまの十字架を私たちの心に刻んでくださいます。
それが、新しい契約です。その契約の内容の変化を学んでみましょう。

①「文字による死の務め」から「御霊によるいのちの務め」へ 6~8節

文字による務めも、栄光のうちに与えられた働きでしたが、栄光ある結果をもたらすことはできませんでした。
文字による行いは、神さまを愛することの本質を義務に変えてしまいます。
本来の目的、神さまとの愛による関係を殺してしまいます。
一方、御霊の務めは、私たちの心にいのちを与え、大胆に神さまとの愛の関係の中で生きるように造り変えてくださいます。

②「罪に定める務め」から「義とする務め」へ 9節

律法は、罪に定める機能を通して違反が明らかにされ、それを守ることにより信仰を得られるように人々を罪の下に閉じ込めました。
人は律法を完全に守ることはできなかった。
一方、新しい契約の「義の務め」は、イエスさまを信じる信仰によって、恵みにより義とされるのです!
私たちの努力ではなく、すべてイエスさまの恵み、十字架にかかっているのです。
律法は、私たちを罪に定めるだけで、罪に勝たせる力はなかった。
しかし新しい契約は、イエスさまの十字架と復活により罪と死の原理を打ち破り、いのちと義を与えてくださいます。

③「消え去るべきもの」から「永続するもの」へ 10~11節

聖霊によって心に書かれた手紙は、決して消えません!
その文字は、永遠に記録され、私たちの考え方や生き方を支配します。
聖霊によって新しく生まれるのです。
聖霊によって新しくされた生き方は、「さらにすぐれた栄光」へと永続的に変えられていきます。

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