岡崎ホープチャペル発行の週報(2020.06.14)より
聖書箇所:使徒の働き 3章9節～20節
「ですから、兄弟たち。私は知っています。あなたがたは、自分たちの指導者たちと同様に、無知のためにあのような行いをしたのです。」
足のなえた人が立ち上がり、神を賛美しているのを見た人々は、ペテロたちに注目します。ペテロは直感的に、これは福音を伝えるチャンスであると思い、聖霊により大胆に語り始めます。機会を十分に生かして用いたのです。
①なぜこのことに驚いているのか
ペテロは、「皆さん、どうしてこのことについて驚いているのですか。」と語りかけます。そして「あなたがたは、アブラハム、イサク、ヤコブの神、すなわち全知全能の神さまを信じているんでしょう？」と言うのです。また続けてペテロは言います。「なぜ、自分の力とか信仰深さによって彼を歩かせたかのように、私たちを見つめるのですか？」と。
私たちの弱さは、すぐに人を注目するということです。でもここでのペテロの問いかけは、「彼らが正しい考え方を持つため」の問いかけです。つまりこの奇跡は、ペテロとヨハネの個人的な力と敬虔さから出たことではないことを伝えるためです。私たちが注目すべきは、人や働きや、奇蹟そのものではありません。そのことを成される神さまに目をとめて、主をほめたたえることです。
②イエスさまによって与えられる信仰
そしてペテロは、この足なえの人を強くしたのも、完全にしたのも、「イエスさまの復活の力」であって、「イエスの名を信じる信仰」によることを強調します。「イエスさまはよみがえられました！」これが彼らの揺るがない確信です。
③無知からの回復
「知らないから、無知のために、あのような行いをしたのです。」
そうです！イエスさまを十字架につけたのは、あなたの「無知」です。悔い改めとは、イエスさまを知ることでもあるのです。私たちがイエスさまの十字架を知るとき、すべての罪・重荷から解放され、新しいいのちの祝福、復活、回復の恵みを受けます。それは私たちの信仰の強さに関係なく、神さまからの恵みです。その恵みにより私たちは、日々、新しく造り変えられていきます。それが聖霊の喜びです。
「無知」からの救い、それが回復の時であり、神さまの変わらない救いの計画です。ハレルヤ！