岡崎ホープチャペル発行の週報(2021.08.01)より
聖書箇所:創世記 3章1節~5節
創世記 3章1節
創世記3章に入り、罪の起源を学びますが、その前にサタンについて私たちは正しい理解が必要です。サタンについて知ることは、あなたの信仰を守る秘訣でもあります。
①サタン…「さて蛇は、」(1節)
ここで突然、エバを惑わすために出てくる「蛇」とは何者なのでしょうか?まずこの「蛇」は、神さまによって造られた被造物であることが分かります。またこの「蛇」は、主が造られたほかのどれよりも賢かったことが分かります。そしてこの蛇が女に語りかけているところから、この蛇は、普通の蛇ではないということが分かります。そしてこの後、聖書を読んでいくと、この蛇がサタンと一体であることが分かります(14~15節)。するとサタンは創造の初めから存在していたことになります。ここで疑問が、神さまはサタンも造られたのでしょうか?…いえ、神さまは「悪」を創造される方ではありません。ではサタンとは?悪霊とは?
エゼキエル28章12節〜15節を見ると「全きものの典型、知恵に満ち、美の極みであった。」それがサタンであり、エバが騙された蛇です。「あなたは神の園、エデンにいて、」「わたしは、油注がれた守護者ケルビムとしてあなたを任命した。」。サタンは守護者ケルブとして最高の位にいました。その美しい存在が蛇です。イザヤ14章12節〜15節を見ると、「暁の子(ルシファ)。天に昇ろう、王座に座ろう」とする存在がサタンです。イエスさまだけが就くことのできる王座に座ろうとして堕ちたケルブがサタンです。「いと高き方のようになろう。」これがサタンの本質です。
またユダの手紙6節、ペテロの手紙 第二 2章4節を見ると「また、主は、自分の領域を守らず、自分のおるべき所を捨てた御使いたちを」「神は、罪を犯した御使いたちを、容赦せず、地獄に引き渡し、さばきの時まで暗やみの穴の中に閉じ込めてしまわれました。」とあります。「自分のおるべき所を捨てた御使いたち」が悪霊です。
②サタンの性質(黙示録12章7節~9節)
黙示録12章7節
黙示録12章9節
サタンの呼び名と性質は、
①大きな竜…邪悪な者。巨悪な者。
②古い蛇…エデンの園で惑わした蛇。欺く者。神のことばをゆがめる。
③悪魔…糾弾する者。訴える者。中傷する者。
④サタン…敵対する者。神に対して、神の民に対して。クリスチャン同士を敵対させる。みことばを否定してくる。
⑤惑わす者…神さまの愛を疑わせようとしてくる。光の御使いを装ってくる。
●サタンについて知るなら、その策略に対抗するために神の武具を取る必要を悟るのです。