信望愛(Okazaki Hope Chapel Monthly Bulletin)2020年8月号より
「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとなる(王族に属する者となる)特権をお与えになった。」
ヨハネの福音書1章12節
「もし、もしもですよ、あなたが王族として生まれてきたら、どんな人生を送っていたでしょうか？」
現在知られているイギリスのウィンザー家は1917年に始まった。ウィンザー家の初代国王はエリザベス女王の祖父であるジョージ5世で、現役のロイヤルファミリー(王族に属する者)たちは、国王のジョージ5世と妻メアリー王妃の子孫として知られている。
王族に属すると言っても、王室には王位継承における順位が定められています。王位継承の順位の高い人は世間に注目されますが、低位の人は通常あまり気にもされません。2011年の調査では、王位継承者の最下位は4973位の老人介護施設で働くドイツの女性でした。英国では、現在60人近くの人が王位継承権を持っているそうです。
その王位継承権の優先順位は、1位チャールズ皇太子(第一王子)、2位ウィリアム王子(兄)、3位ジョージ王子(ウィリアム第一子)、4位シャーロット王女(ウィ第二子)、5位ルイ王子(ウィ第三子)、6位ヘンリー王子(弟)、7位アーチー(ヘン第一子)、8位アンドルー(第2王子)、9位ベアトリス(アン第一子) …と続くのです。
聖書は、イエスさまを受け入れた人には「神の子どもとされる特権をお与えになった」と言われます。イエスさまを信じた人は、王なる神さまの子どもであり、脚光を浴びていなくても、神の国を代表する王位に属する者となるのです。いつの日か、イエスさまがこの地上に来られる時、私たちは神の国に属する者としてイエスさまと共に世を治めます。
私たちは生きている間に地上で王冠をつけることも、称賛され、脚光を浴びることもないでしょう。しかし私たちには神の国の王位を継承する特権が与えられています。普通の生活を送っていても、王位継承者として果たすべき役割が与えられているのです。
「あなたは王族に属する者、王なる神の子だ」と言われて、どのように思いますか。
王室に生まれた。いずれ王位を継承するかと思うと、喜びと同時に不安な気持ちにもなりますね。でも神の国の特権は、王位はイエスさまが永遠に治めてくださるので、私たちが王に立つことはありません（笑）。だからイエスさまの権威のもとで自由に大胆に、その特権を喜べるのです。ハレルヤ！
牧師 佐藤耕二