「聖霊に遣わされて」使徒の働き 学び第25回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2020.10.18)より
聖書箇所:使徒の働き 13章1節~12節

「彼らが主を礼拝し、断食していると、聖霊が「さあ、わたしのためにバルナバとサウロを聖別して、わたしが召した働きに就かせなさい」と言われた。」使徒の働き13章2節

アンテオケ教会は迫害によって散らされた無名の聖徒たちの伝道によって始まった最初の異邦人教会でした。そこにバルナバがエルサレム教会から派遣され、救われたばかりの新しい信者たちを励まします。バルナバはパウロを呼び寄せ、共にケアーと弟子訓練の働きをしました。そのような教育的配慮がなされることでアンテオケ教会は、エルサレムの教会とともに初代教会の2大柱として、異邦人宣教の中心基地として成長しました。

①聖霊に聞いて

今日の箇所でアンテオケ教会は、新たな宣教の段階を迎えました。聖霊さまが、アンテオケ教会の指導者だったバルナバとパウロを宣教師として派遣するように命じられました。このことは教会の歴史において新しい段階へと展開していきます。

バルナバとサウロの二人は、大きな影響力を持つ指導的役割を担っていたリーダーたちです。アンテオケ教会は、バルナバとパウロがともに働く中でリバイバルした教会です。そんな教会の霊的リーダーを解き放って、遣わすことは教会にとっても大きなチャレンジであったはずです。しかし、アンテオケ教会の人々は聖霊さまに従い喜んでバルナバとサウロを「送り出した」= 「解き放ち」ました。つまり、2人を神の働きのために自由にしたのです。しかもその決定は、教会の皆でこれからのことを話し合って計画を立案したのではなく、彼らが礼拝しているときに、聖霊によって示されたのです。ハレルヤ!

②聖霊に遣わされて

そしてその事は、バルナバとパウロにとっても新しい神さまの計画でした。神さまは、私たちの考えをはるかに超える計画を持ち、それをなすために今も働いておられます。聖霊さまの召しを受けて、私たちも遣わされていきます。神さまの働きは、すべてのことがわかってから始めるのではありません。小さいことに従順することから始まります。いきなり大きい決断をする事は難しいです。しかし毎日の小さい従順が、やがて大きな神さまの働きへと導かれるのです。私たちがすべきことは、大きな計画を立てることではなくて、小さな御声に従順することです。その時、神さまの偉大な計画の中に私たちは招き入れられていくのです。ハレルヤ!

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