「告別説教」その① 使徒の働き 学び第35回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2020.12.27)より
聖書箇所:使徒の働き 20章25節~38節

「あなたがたは自分自身と群れの全体に気を配りなさい。神がご自分の血をもって買い取られた神の教会を牧させるために、聖霊はあなたがたを群れの監督にお立てになったのです。」

Q, 皆さんは、愛する人ともう二度と会えないという時、どのような言葉を残したいと思われるでしょうか。

この箇所は、パウロがエペソの教会の長老たちに語った告別説教です。パウロは、もう二度と会うことのないエペソの教会の人たちに、溢れる思いをもって別れの言葉を語りました。是非、これだけは聞いて欲しい。私が去った後も、この言葉をしっかりと握り締めて、これからも歩んで行って欲しい。パウロは、そのような祈りと願いを込めて語ります。

①「神がご自分の血をもって買い取られた神の教会」

教会とは、イエスさまの十字架の血という尊い対価を払って、神さまがご自分のものとして買い取ってくださった者たちの群れです。「神さまに買い取られた者たちの群れ」、それが教会なのです。私たちは、教会を誰のものだと思っているでしょうか。私たちは、よく有名な牧師先生の名前をあげて、「○○先生の教会」ということがあります。教会とは、牧師先生がやっているものだと思っている人がいるかもしれません。また教会は、教会員みんなのものだから、みんなで教会を守っていかなくてはならない。そう思っている人もいるかもしれません。しかし、それも少し間違っています。

教会は、牧師のものでも、リーダーのものでも、教会員みんなのものでもありません。

たとえその教会が、ある牧師の献身的な働きによって、全くのゼロから開拓されたとしても、その教会は牧師のものではありません。またある有力な信徒の多額の献金によって建てられ、維持されているとしても、教会はその信徒のものではありません。教会は、神さまのものなのです。神さまが、御子イエス・キリストの血という、かけがえのない対価を払って買い取ってくださった者たちの群れ、それが教会です。ハレルヤ!

その大切な神の教会を管理するために、「聖霊はあなたがたを群れの監督にお立てになったのです。」とパウロは言います。

聖霊さまが、長老たちを任命したといっているのです。牧師にしても、リーダーにしても、人間が自分たちの勝手な思いによって立てた者ではなくて、聖霊さまによって任命された者なのです。これはとても大切なことです。聖霊さまは、教会に牧師やリーダーを任命します。そしてリーダーたちは、神さまがご自身のいのちをもって贖い、植えられた一人ひとりのために仕えるのです。ハレルヤ!

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