「エデンから湧き上がる水」創世記マスタープラン 学び第14回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2021.05.30)より
聖書箇所:創世記 2章4節~6節

「ただ、豊かな水が地から湧き上がり、大地の全面を潤していた。」創世記2章6節

「一つの川がエデンから湧き出て、園を潤していた。それは園から分かれて、4つの源流となっていた。」創世記2章10節

①湧き上がる。

天地創造のエデンにおいて、神さまは天から雨を降らせることはありませんでしたが、地から湧き上がる豊かな水が大地の全面を潤していました。エデンから湧き出る水が、園全体を潤していたのです。そのエデンから湧き出た「泉」が分かれ、4つの源流となって広がり、すべての地を潤します。(豊かな水→口語訳、七十人訳では「泉」と訳されています。)この水がどれほど豊かであったかは、この湧き上がる泉がすべての大地を潤すほどであったことから分かります。その流れ出る水によって、すべての生物にいのちが与えられていきます。聖書の中では、至るところにこの価値観が記されています。これが変わらない神さまの計画だからです。(エゼキエル47:9,12、ゼカリヤ14:5b-9、黙示録22:1-2)

②潤す。いのちを与える。

その水は大地の全面を潤します。地にあるすべてのものに、渇くことのないいのちの水を注ぐのです。この湧き上がる豊かな水は、次第に川となって、その流れ行く所はどこででも、あらゆる生き物が「生きる」ことを物語っています。そして、それはイエスさまが与えてくださる「いのちの水」の型であります(ヨハネの福音書 7 章 37~39a 節)。イエスさまの言う「人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる」とは、尽きることのない聖霊さまを意味しています。そのエデンから湧き上がる水によりすべてのものが生きるイメージは、イエスさまの十字架により罪赦され、聖霊さまの満たしによって新しいいのちが与えられて生きる型でもあるのです。

③4つの源流(全世界)に広がっていく。

この豊かな水は、エデンから分かれて全地に広がっていき、全地を潤します。イエスさまが、サマリアの女と井戸の水について話されたことを思い出してみましょう。いのちの水の話から、急に彼女の私生活の話題になって、そこからまた急展開して真の礼拝についてイエスさまは語られます。話題が全く違うように見えますが、実は同じテーマが流れているのです。彼女の真の問題は「渇き」でした。その「渇き」を満たすのが、イエスさまご自身です。そして、その何ものにも変えることのできないイエスさまとの人格的な愛の交わりが「真の礼拝」となるのです。御霊によって礼拝する時が来ます!今がその時です!このいのちの源泉は広がっていきます。このいのちはストック(貯金)ではありません。このいのちはフロー(流通)です。渇くことのない「いのちの水」が溢れ流れていくのです!ハレルヤ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする