「主よ、あなたはどなたですか」使徒の働き 学び第38回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2021.01.17)より
聖書箇所:使徒の働き 22章1節~11節

「そこで私が答えて、『主よ。あなたはどなたですか』と言うと、その方は、『わたしは、あなたが迫害しているナザレのイエスだ』と言われました。」
使徒の働き 22章8節

エルサレムに戻ったパウロを待ち構えていたのは、聖霊さまの言う通り、「なわめと苦しみ」でした。アジアから来たユダヤ人によって暴動が起こり、宮の外に連れ出され殺されようとしていました。しかし神さまの不思議なご介入により、ローマ軍の千人隊長により捕らえられ、裁判にかけられます。パウロがそのユダヤ人たちに語りかけたメッセージを見てみましょう。

①イエスさまは、あなたに(自分に)とってどのようなお方か。

パウロは演説を始めると、まず彼がダマスコに行く途中でイエスさまに会ったときの状況を説明します。パウロが聖徒たちを捕らえるためにダマスコに向かう途中に、イエスさまはパウロに会ってくださいました。天からのまばゆい光の中でパウロに現れ、語りかけられます。
「私は地に倒れ、『サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか』という声を聞きました。」7節
実際にパウロが迫害したのは、イエスさまを主と告白する聖徒たちでした。しかし、ここでイエスさまは「なぜわたしを迫害するのか」と言われます。教会を迫害することは、イエスさまを迫害しているということです。イエスさまと教会は一心同体なのです。ハレルヤ!

パウロは地に倒れたまま「主よ、あなたはどなたですか」と尋ねます。

パウロが復活のイエスさまに初めて会って尋ねたことがこの問いです。この問いかけは、重要です!私たちは、イエスさまがどのような方であるかを知るならば、私たちの思考や価値観だけではなく、生き方そのものが変わります。私たちがイエスさまを知るとき、もはや自分自身のためだけに生きるのではなく、私のためにいのちを捧げてくださったイエスさまのために生きたいと、熱く望むように変えられます。私たちがイエスさまを信じて従うと言うことは、究極的には

1.イエスさまがどのような方であるかを問い、
2.イエスさまがどのような方であるか学び、
3.イエスさまがどのような方であるか体験することであります。

だから私たちもこの問いかけをいつも問い続けなければなりません。
「主よ、あなたはどなたですか」
パウロは、イエスさまと出会って変えられた自分の人生を証しました。どんな値を払ってでも、自分の人生を捧げるに値する価値をイエスさまに見出しました。あなたにとって「イエスさまは、どのようなお方ですか。」

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