「神のかたち」創世記マスタープラン 学び第11回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2021.05.09)より
聖書箇所:創世記 1章26節~27節

「神は仰せられた。「さあ人を造ろう。われわれのかたちとして、われわれに似せて。彼らが、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはうすべてのものを支配するように。」神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。」

さぁ創造の舞台が整い、最後に人が創造されます。ミュージカルで言うなら、舞台設営、照明、大道具、小道具、そしてその舞台で躍動する役者たちが揃います。その中でもひときわ注目を集め輝くのが主役です。聖書の主役(ヒーロー)はイエスさまです。しかしもうひとり欠かせない主役がヒロインですね。それが「人」であり、イスラエルであり、花嫁なる教会です。

神さまの創造の中心は「人間」であり、神さまの喜びのために「人」は造られました。

人間はスペシャルな存在であり、神さまの喜びです。それは人が何か良い務めをしたから「非常に良かった」のではなく、アダムの存在自体がスペシャルであり、その存在を喜ばれ、神さまは満足されたのです。私たち一人ひとりは、神さまの喜びによって創造された存在であり、御使いたちもうらやましがるほどの存在です。そして何よりイエスさまのいのちの代価が支払われるほどに価値ある存在なのです。その人間は、神さまによって造られた存在というだけではなくて、「神のかたち」として、「神の似姿」に創造されました。人間が他の被造物以上に尊い存在である一番の理由は、神のかたちに似せて造られているからです。では「神のかたち」とは?

人間は霊的な存在である。すべての被造物は、神さまの発せられることばにって造られました。

しかし人間だけは、大地のちりで神さまが手作りでかたち造り、神さまのいのちの息を吹き込まれました。神の霊(息)が入れられて、生きる者となったのです。それゆえ人は、神さまと交わりを持ち、神さまをワーシップする存在であるのです。これが私たちがスペシャルな理由です。人は神の霊により、神さまをほめたたえて生きる存在とされているのです。神さまとの霊的な交わりの中で、自由に喜んで生きることが「神のかたち」です。

「われわれのかたち」に似せてとは、三位一体的な存在であるということです。

私たちは、神さまと霊において交わりながら、たましいとからだを使って生きるように、主をほめたたえるように造られた存在です。父、子、聖霊の神さまが互いに交わりをもって存在しておられるように、人も交わりをもって生きるように造られました。人は一人で生きるように造られていません。互いに依存し合い、助け合い、愛の交わりを通して神の栄光を現すように造られました。だから神の家族が私たちには必要なのです。

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