岡崎ホープチャペル発行の週報(2021.05.02)より
聖書箇所:創世記 1章22節~23節
今日のテーマは「祝福」です。それは聖書の中でとても大切な概念です!聖書の中で初めて神さまが祝福を宣言している箇所です。この「祝福する(バーラフ)」ということばは、神さまの恩寵をあらわしています。そしてこの祝福のことばは、いのちある被造物すべてに注がれている神さまの恩寵です。祝福は神さまの意思であり、恵みの約束でもあります。みことばから「祝福の三つの命令」をひとつずつ確認しましょう。
①生めよ。実を結べ。「パーラー」
「パーラー」には「子が与えられる」という意味を持ちます。と同時に「実を結ぶ」という質的な結実を意味します。イエスさまもヨハネの福音書15章の「ぶどうの木のたとえ」で、このことを繰り返して強調しています。神さまのみこころは、神さまの祝福、恩寵が実を結ぶことです。
ヨハネの福音書 15章5節
②増えよ。「ラーヴァー」
「増えよ」と訳された「ラーヴァー」は、「多くなる」「増し加わる」という意味です。このことばは、「パーラー」と共に用いられることが多いです。「そういう人は多くの実を結び」の「多くの」が「ラーヴァー」です。「増し加わるほどの実を結ぶ」のです。またそれは単に量的に多くなるだけでなく、質的にも「大きく成長する、育てる」という成熟も意味します。神さまがそのように育ててくださるという祝福です。神さまのみこころは、量的だけではなく、質的にも大きく成長することが含まれています。
③満たせ。「マーレー」
「満たせ」の「マーレー」も数的に「満ちる」という意味もありますが、より本質的な意味としては、神のご計画とみこころを「成し遂げる、完成する」という預言的な意味として理解できます。「異邦人の数が満ちる時」神さまが祝福してくださるならば、神の力によってそのことが成し遂げられ完成するからです!アブラハムの約束も同じですね。空の星のように増し加え、満ちる!神さまの成される御業です。ハレルヤ。