信望愛(Okazaki Hope Chapel Monthly Bulletin)2021年8月号より
「キリストによって、からだ全体は、あらゆる節々を支えとして組み合わされ、つなぎ合わされ、それぞれの部分がその分に応じて働くことにより成長して、愛のうちに建てられることになります。」
エペソ人への手紙 4:16
イエスさまに従うということは、ただ信じるだけでなく、キリストのからだに所属することも意味します。神の家族の大切さ！それは神さまの変わらないマスタープランの一部でもあるからです。
神さまが用意してくれたエデンの園という完璧な環境においてさえ、神さまは「人が一人でいるのは良くない。」と言われました。なぜ、「人がひとりでいるのは良くない」のでしょうか？それは、人はひとりで生きることが出来ないからです。人が孤独で生きることを神さまは、「良し」とはされません。神さまは、「さあ、われわれのかたちに、われわれに似せてひとを造ろう」と言われたように、私たちも交わりをもって生きるように初めから造られたのです。あなたは創造の初めから一人で生きるようには造られていません。
聖書は、私たちが共に集まり、共に助け合い、共に建て上げられ、共に受け継ぎ、共に組み合わされることを良しとします。互いの愛の交わりを通して、神さまの栄光を現すために私たちは造られたのです。
そのために、あなたには霊的家族が用意されているのです。それが教会であり、神の家族です。イエスさまとの関係が個人的なものだとしても、神さまはその関係を一人で保つようにとは願っておられません。誰一人、自分だけで神さまの目的を達成することはできないからです。パウロにとって教会に属するとは、「生きたからだの重要な器官となることであり、キリストのからだに欠かすことのできない、互いに結びついたからだの一部を担うということ」です。
完全な牧師、完璧なリーダーや信徒はいません。あなたも同じです。キリストが頭であって、私たちはお互いに愛し合い、仕え合い、赦し合う神の家族です。とくに牧師が、良い牧者として健全に、聖霊さまにより神の知恵と識別力に満たされるよう祈ってください。
教会は建物ではなく、私たち一人ひとりが組み合わされ建て上げられることです。ですから私たち一人ひとりが、お互いの愛によって建て上げられることが重要です。愛により結び合わされた霊的からだは堅く立つことができるからです。
ハレルヤ！
牧師 佐藤耕二