岡崎ホープチャペル発行の週報(2021.07.11)より
聖書箇所:創世記 2章19節~22節
創世記 2章21~22節
①ふさわしい助け手を見出すために。創世記2章19~20節
人がひとりでいるのは良くない。でも神さまは、すぐには造りませんでした。神さまは「ふさわしい助け手」を造られる前に、人が自分にとって「ふさわしい助け手」とはどのような存在であるのかを悟る必要がありました。神さまは、すべての造られた生き物を人の前に連れてきます。そしてその生き物に名前をつけさせます。神さまは、人にそれを治める権威を与えておられたからです。名前を付けるにあたり、その対象を知り、その性質、特徴を知ります。アダムは連れてこられた動物に一つ一つ名前を付けながら、「どれがふさわしい助け手であろうか」求めていたに違いありません。
でもアダムの前に連れてこられた動物の中には「ふさわしい助け手」はいませんでした!「ふさわしい助け手」は支配される関係ではなく、お互いに対等に向き合い、建て上げる関係だからです。そのために「女」が造られます。男と女は対等に向かい合い、補い合うことにより、共にエデンを管理し、喜ぶために必要だったからです。それが「イシュー」「イシャー」の関係であります。本質は同じであり、ひつとでありますが、お互いの役割が異なる存在であるのです。
②深い眠りの中で。創世記2章21~22節
さぁ、ふさわしい助け手がいないことを確認したアダムに対して、神さまはアダムを「深い眠り」に下されます。そしてその深い眠りの中で、神さまの一方的なみわざをなされます。それは、アダム自身からかけがえのない助け手である「女」を造るためでした。この「眠り」はただの眠りとは違います。この「深い眠り」は、神さまの成されるみわざと深く関係しています。神さまがこの深い眠りを与え、その中で、神さまの不思議なみわざがなされていきます。創世記15章でも同じことば(原語)が出てきます。
創世記 15章12節
神さまは、アブラハムを「深い眠り」に下された中でこの契約を結びます。神さまだけが裂かれた動物の間を通り過ぎることによって、一方的に恵みによる契約を成立させてくださいました。そしてその契約は、十字架で切り裂かれた神さまのひとり子イエスさまのいのちによって成就するのです。そのことによって、「新しいひとりの人」教会が生まれます。アダムからエバが造られる関係と、イエスさまから教会が生み出されていく関係がここにあります。ハレルヤ!