防衛戦 エズラ記6

信望愛(Okazaki Hope Chapel Monthly Bulletin)2022年8月号より

「王は次のように命じた。『それゆえ、今、ユーフラテス川西方の総督タテナイと、シェタル・ボゼナイと、その同僚たちでユーフラテス川西方の地にいる知事たちよ。そこから遠ざかれ。』」
エズラ記6:6

「防衛戦」とはどういうものかご存知ですか?「他のところから来る攻撃を防ぎ守ること」です。まさにクリスチャン生活は防衛戦なのです。

長い中断期間を終えてやっと神殿の再建に着工という時にまた茶々を入れてくる人々がいました。6節でペルシアの王が神殿を建てたくない人々に向かって「そこから遠ざかれ」と命じます。この命令は、再建チームが元の町にとどまって神さまのご計画である神殿を建て直すことに集中できるようにしてくれました。

私たちは、妨げられるようなことがあった時に怖がらずに大胆でありたいものです。だからといって攻撃するのではありません。私たちの信仰生活にちょっかいをかけてくる者がいても、イエスさまがすでに勝利をおさめているからです。私たちが遠ざかるのではなく、敵を遠ざからせることがポイントです。そのための神の武具です。信じることを選び取るための防御です。

また、困難や問題があるとそこを乗り越えた先に祝福が待っているというのだけを握ってしまうやせがまんの信仰を持つことを天の父は願っておられません。ピンチはチャンスですが、チャンスのためにピンチになる必要はありません。

自分たちの信仰を脅かしてくるものに対して適切な対応をしていくのが防衛戦のポイントです。それは反応ではなく、応答することです。深刻にならずに真剣に向き合うことです。逃げたり恐れるのではなく、「遠ざかれ」と祈る、また命じることが御霊によってできるのです。

再建チームは神さまから遣わされた者たちのことばを信じて地元に帰り、神殿を建て直しました。10年以上も中止になり、やっと再建工事が再開するときにまた邪魔が入りました。その妨げは相当ストレスになったと思います。しかし彼らは「私たちの神さまが命じたことなので」という姿勢を崩しませんでした。
深刻にはならずに、真剣にこの信仰生活における防衛戦を進んでいきましょう。

伝道師 深谷さおり

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