【七つの武具:7】「偽りの霊vs御霊の祈り②」神の七つの武具:学び第15回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2022.8.28)より
聖書箇所:エペソ人への手紙 6章10節〜18節

「救いのかぶとをかぶり、また御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい。
すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい。」
17節〜18節

偽預言者と対等に議論したり、教え合うことは無意味です。

神から出ていないので言うことを聞かないからです。だから距離をとって戦うのです。それは剣で戦う接近戦(地上戦)ではなく、弓矢のように長距離で離れて戦うの(空中戦)です。この戦いは知識の正しさを示す戦いではなく霊的な戦いなので、御霊の祈りで対抗します。それは、見えない領域の戦いです。その見えない領域の戦いが、見える領域に変化をもたらしていくのが、忍耐の限りを尽くして祈る御霊の祈りです!

教会が「祈りの家」として日夜祈ることも、祈り会で共に集まって祈ることも、霊的な戦いにおいてとても重要なことです。イエスさまが教えてくれた「主の祈り」も、「天の領域が地にもなるように祈りなさい」と言われます。またイエスさまが「教会」について初めて宣言されたときも

「わたしはこの岩の上に、わたしの教会を建てます。よみの門もそれに打ち勝つことはできません。(サタンの策略)わたしはあなたに天の御国の鍵を与えます。あなたが地上でつなぐ(縛る)ことは天においてもつながれ、あなたが地上で解くことは天においても解かれます。」マタイの福音書 16:18-19

と言われました。教会に与えられた鍵、つなぐのも解くのも祈りの力です。

教会を勝利に導いていくのはリーダー会でも、教会総会でもありません。

有能なリーダーや権力者でもありません。教会を勝利に導くのはイエスさまですが、この岩の上に立つ教会の霊的な祈りの力が、ハデスの門に勝利をもたらしていきます。日本にかかっている宗教的覆い、異端、カルトの覆い、サタンの偽りに対しては議論をもって戦うのではなく、祈りをもって戦わなくてはならないと信じます。御霊の祈りは最高の武器だからです。この祈りは守りだけではなく、どんなに離れていても、どこからでも放つことができる最高の武器です。

教会の役割として、天の窓を開く祈りと同時に、サタンの策略を閉じる祈りをしなければなりません。今、私たちが生きている時代は、ある意味、福音を手軽に受け取れる時代のように感じます。スマホによって聖書知識を入手し、手軽に賛美動画をながめ、好みのメッセージを自由に選んで聞き取れるグローバルな時代です。でも神の国を建て上げていく働きは、ローカルチャーチに与えられた地道な牧会の働きでもあります。それは共に集まり、共に祈り、共に喜び、共に泣く、共に成長していくそれがキリストの教会です。

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