「知恵を悟る者へと」ルカの黙想:学び第12回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2023.4.30)より
聖書箇所:ルカの福音書 7章18節〜35節

「しかし、知恵が正しいことは、すべての知恵の子らが証明します。」
ルカの福音書 7章35節

「おいでになるはずの方は、あなたですか。」

イエスさまの発言や行動が、ヘロデ・アンテパスによって獄中に捕らえられていたヨハネの元にも伝えられます。バプテスマのヨハネは、イエスさまが私の後から来られる「真の救い主」であることを宣べ伝えた預言者でした。そのヨハネが「おいでになるはずの方は、あなたですか。それとも、ほかの方を待つべきでしょうか。」と問いかける様子を見ると、彼はイエスさまのことを疑っているようにも思えます。

しかし、ヨハネは確信が持てないことをそのままにして置かず、イエスさまのことばや、成されたみわざの意味を直接イエスさまに向かって尋ね、確認しました。とても大切なことです。イエスさまは常に私たちの予想を超えた、新しい創造の中でご自身のみこころを現されるからです。イエスさまは、ヨハネに「あなたの信仰は間違っていない」ことを知らせます(21〜22節)。ここに出てくる癒しの奇跡は、メシヤであることの証拠です。イエスさまは、主を求めるものには必ず答えてくださり、励まし、慰めてくださるのです。

しかし、主のみこころを求めない者たちには、ご自身の知恵を隠します。彼らには、神さまの知恵がわからないのです。ヨハネが悔い改めを説いても「あれは悪霊につかれている」とあざ笑い、イエスさまが婚姻の喜び、良い知らせを説いても「罪人の仲間だ!」と心をかたくなにします。

「しかし、知恵が正しいことは、すべての知恵の子らが証明します。」

アーメン!
主を求める者は、主を恐れること、神が正しいことを認めます。「知恵の子ら」、つまりが聖霊さまによってイエスさまの十字架の愛と恵みを知った者は、神さまの知恵の正しさにひれ伏します。そして主だけを誇ります。きょうも、最高の知恵であるイエスさまの十字架を悟ることができますように。

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