権威のしるし 1コリント講解 第18回

コリント人への手紙第1 講解第18回(2018.05.20)
聖書箇所 1コリント 11 : 2~16

「ですから、女は頭に権威のしるしをかぶるべきです。それも御使いたちのためにです。」10節

パウロはこの箇所で、女性はかぶり物(=ベール)をかぶるように勧めます。
これは当時の世界一放縦な町、コリントの教会に対して語られていことであって、現代の私たちも同じようにしなければならないということではありません。
現代に生きる私たちは、このことから何を霊的なこととして学ぶべきでしょうか。

1. 守り,権威の下にある
かぶり物(ベール)をかぶることは、a. 権威の下にあるしるしであり、b. 権威の守りの中にあるしるしでした。
それは、夫の権威の下にあること、父の権威の下にあることのしるしでした。
権威の下にあることは、安全であり、その守りの中にあることを意味します。

2. 権威への従順
女は頭に「夫の権威に対する従順」をかぶるべきである、と書かれています。
かぶり物をかぶらないことは、夫の権威に服従しないことを意味します。
霊的な意味では、頭なるキリストに服従しないことを意味します。
聖書の象徴的な意味では、女は教会を現します。
それは、頭なるキリストに従順する、花嫁なる教会の象徴でもあります。

3. 男と女の区別
神は人を「男と女とに創造された。」神さまは、男に権威を与え、女を下に置くという差別ではなく、男と女の働きを区別し創造されたのです。
肉体的にも、精神的にもその役割のために区別して男女を異なるものとして造られました。
男と女それぞれに使命を与え、役割をわけて創造されたのです。
男は、神の栄光を現して神さまに仕えるため、治めるために造られ、女は、男を助けて、男を神に完全に仕えさせることによって自分自身も神さまに仕えるのです。

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