信望愛(Okazaki Hope Chapel Monthly Bulletin)2019年10月号より
「また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」
マタイの福音書 28章20節
◆文明の利器によって心の平安を奪われていませんか。
神さまのご性質で代表的なものが、「永遠」(Eternal)です。人間は時間と空間という制限の中に生きています。しかし、神さまには始まりも終わりもありません。それで「アルファであり、オメガである。」と言われるのです。
神さまには「偏在」という性質もあります。これは「ユビキタス」という言葉で、神さまはどこにでも、いつでも存在しておられるという意味です。
しかし、世の中は神さまの代わりに時間と空間を問わずにいつでも、どこにでもインターネットでアクセスできる時代を「ユビキタス時代」と呼びます。機械がすべてのことを代わりにやってくれる楽な時代が来るとしたら、どうなってしまうことでしょう。人々は虚無主義に陥ってしまうでしょう。文明の利器がどれほど多くても、心に平安がなくなってしまうのです。
『平安と楽とは違います。まことの平安は、私たちを楽にしてくれる物質や科学技術から来るのではありません。ただ神さまを経験するとき、訪れます。機械ではなく、どこにでも偏在する神さまを経験するまことの「ユビキタス時代」を開拓してください。』(ハ・ヨンジュ師)
牧師 佐藤耕二