「一人の救いのために」使徒の働き 学び第16回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2020.08.16)より
聖書箇所:使徒の働き 8章26節~40節

「するとその人は、「導いてくれる人がいなければ、どうして分かるでしょうか」と答えた。そして、馬車に乗って一緒に座るよう、ピリポに頼んだ。」使徒の働き 8章31節

①荒野に行け:26節

サマリヤに福音を伝えたピリポは、そのままサマリヤの教会の指導者として立てられることも十分にありえました。しかし聖霊はピリポを「荒野に行く」ように命じられます。荒野は何もないところであり、静けさと沈黙だけが漂う場所です。だからこそ神さまのことばが心に響き、訓練を受けるのに良い場所でもあります。神さまに対する従順を学ぶ所でもあります。
ただ伝道となると、それはどうでしょうか?荒野には人はいません。伝道は人がいる所でするものです。神さまの命令は、伝道とは全く関係ないように思えますね。しかし神さまは決して意味のない命令を下される方ではありません。荒野に行くように命じられたのは、そこに神さまの計画があるからです!アーメン。

②ひとりのたましいのために:27節~29節

ピリポが神さまの御声に従わず、リバイバルしている町にとどまっていたなら、このエチオピア人の宦官の救いはなかったかもしれません。神さまは、ひとりのたましいのためだけにも特別な出会いを備えられる方であります。その出会いの交差点は一瞬です。
イエスさまを信じ始めたサマリヤの人々を残したまま、失われた一人のたましいを救うために、聖霊さまはピリポを荒野に遣わされました。それほどまでに私たちを、一人のたましいを救うために神さまが情熱をもって導いてくださるとは、何たる恵みでしょうか!

③導く人:30節~35節

福音は導く人が必要です。そして、求めている人がいるのです!
「ピリポは口を開き、この聖句から始めて(他の聖句へと)、イエスのことを彼に宣べ伝えた。」
聖書は熱心に読んだからといって理解できる書物ではありません。聖霊の導きがなければ、悟ることはできません。ピリポもこの救いのために聖霊によって導かれ、ピリポを通して宦官にも聖霊さまが主導的に働かれたのです。
それは私たちも同じです。あなたの熱心や演説ではなく、人を導くのは聖霊さまの働きです。だから自分の足りなさに恐れることなく、ただイエスさまを宣べ伝えましょう!ハレルヤ。

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