「常に主にとどまっているように」使徒の働き 学び第22回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2020.09.27)より
聖書箇所:使徒の働き 11章19節~26節

「バルナバはそこに到着し、神の恵みを見て喜んだ。そして、心を堅く保っていつも主にとどまっているようにと、皆を励ました。」
使徒の働き11章23節

私たちが神さまの御前に立ち上がる時(アニステーミ)、福音は私たちの限界を越えて「地の果て」まで届けられます。弟子たちに命じられた「地の果て」とは、地理的なことだけではなくて、私たちの理解や伝統、常識を越えて、神さまが働かれることを見るようになることです。エルサレム教会は迫害を受けて散らされましたが、神さまはそのことさえも、福音がのべ伝えられるチャンスと変えられました。そしてローマ帝国の第三の国際都市、アンテオケに教会が誕生します。歴史史上最初の異邦人教会です。

ステパノから始まった迫害によって散らされた人々は、

エルサレムから遠く離れたフェニキヤ、キプロス、アンテオケまで進んでいきました。当初はユダヤ人にのみに福音が語られましたが、キプロス人とクレネ人がギリシャ人にも福音を宣べ伝えました。すると、大勢のギリシャ人がイエスさまを信じて救われます。「主の御手が彼らとともにあったので」それは名も無き伝道者たちの働きによりました。
そしてこのリバイバルの出来事を知ったエルサレムの教会は、バルナバをエルサレム教会の代表としてアンテオケに派遣します。バルナバは、多くの異邦人が救われたことを見て、しかもそこに神の恵みが満ち溢れていることを見て大いに喜びます。そして教会の建て上げの最重要事項として「いつも主にだけとどまるように。主から離れないように。主によりすがり続けるように。」彼らを励まします。

これが教会成長のポイントです!

教会が成長していくと、様々な働きが拡がっていきます。それに最初はまだ信仰を持ったばかりの人々の集まりなので、多くの人々の価値観が入ってきます。その聖徒たちを建て上げるためにどうしても必要な学びが「主にだけとどまる」ことです。教会をどのように建て上げていくかは、どの教会も悩むところですが、初代教会においてはその基本的方針はきわめて明確であったことを教えられます。「心を堅く保っていつも主にとどまっているように」アーメン!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする