あなたの教会を守る?

信望愛(Okazaki Hope Chapel Monthly Bulletin)2021年10月号より

「平和の絆で結ばれて、御霊による一致を熱心に保ちなさい。あなたがたが召された、その召しの望みが一つであったのと同じように、からだは一つ、御霊は一つです。主はひとり、信仰は一つ、バプテスマは一つです。すべてのものの上にあり、すべてのものを貫き、すべてのもののうちにおられる、すべてのものの父である神はただひとりです。しかし、私たちは一人ひとり、キリストの賜物の量りにしたがって恵みを与えられました。」
エペソ 4:3~7

教会を守る?と言うと、献金、奉仕、分裂、迫害、偽りの教えから教会を守らなくてはとイメージしますね。でも究極的には、教会を守られるのはイエスさまだけです。神さまは、私たちが一つになることを願っておられます。そのためにイエスさまのいのちがささげられました。それでは具体的に、私たちはどのように一致を保っていくことができるでしょうか?

①共通点に注目する。
私たちはイエスさまによって召されました。私たちの望みは一つである。私たちは一人の主を愛している。私たちは一つのからだである。私たちは一つの御霊からなる。私たちは一つの信仰を握っている。私たちは一つのパプテスマ(父・子・聖霊のパプテスマ)に預かっている。
私たちは、同じ救い、同じいのち、同じ望みに預かっています。他に代替えすることのできない唯一のものを共有しています。そこに目を向けるとき一致が与えられます。

②与えられた違いを喜ぶ。
私たちは一人ひとり、異なった賜物をイエスさまの恵みによって与えられました。私たちの異なった人生、環境、背景、経験、個性や好みに至るまで、すべてイエスさまの十字架の恵みによって、賜物と変えられます。その違いは、お互いに羨ましがるものでもなく、我慢するものでもありません。お互いに喜び、楽しむためにあるのです。神さまは、私たちをみな同じ商品のように造られたのではなく、違いのある中で一致できる唯一の作品として造られました。キリストが私たちを愛されたように、私たちも互いに愛し合うのです。

③神さまの完成形を見る。
教会には弱さがあります。問題も起こります。イエスさまを信じた神の家族なら、完全な神さまの愛が満ちているはずなのにと、理想と現実のギャップに悩んだり、落ち込みます。それは自分自身に対しても同じですね。しかし、教会の理想が完成するのはイエスさまが来られる時です!それまでは、完全な教会は存在しません。ただ、キリストの花嫁として日々聖霊さまにより新しく整えられ、純粋な心が建て上げられていくのです。それが恵みです。

教会を愛するがゆえに、失望したり、傷ついたり、落ち込み、痛みも負います。でも、それがイエスさまの十字架を負うことにもなるのです。主の教会は、イエスさまによって必ず起き上がります。イエスさまの復活の力がそこにあるからです。だから教会には、希望があります。私たちは、その教会の完成を見る者です!
ハレルヤ。

牧師 佐藤耕二

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