詩篇91篇の黙想「シークレット・シェルター」

岡崎ホープチャペル発行の週報(2022.4.10)より
聖書箇所:詩篇91篇 1節~13節

「いと高き方の隠れ場に住む者 
 その人は 全能者の陰に宿る。」
 詩篇91篇 1節

この詩篇91篇は「全能者の陰に宿る」という言葉で始まります。「エルシャダイの陰に安息する」と、そこが作者が求めたシークレット・シェルターでした。イスラエルでは、今でも日常的にシェルターがあります。それは避難する場所であり、いのちを守る場所です。詩篇91篇には、そのシェルターでの神さまとの深い安息の交わりについて記されています。そこには神さまの臨在があり、神さまとの愛の関係に入る秘密の場所です。みなさんにはその場所がありますか?

私たちの限られた人生の中で、自ら進んで神さまとの親しい交わりを持つということは最高の恵みであり、特権でもあります。そしてそこから永遠に意味のある、最も能動的ないのちが生まれてきます。神さまとの深い霊的な交わりの場こそ、私たちが安息できるシェルターなのです。

イスラエルが荒野の旅をしている時、そこには様々な危険がありました。

アマレク人が襲ってきました。またイスラエルの多く人々が疫病にかかることもありました。でも、いつもそのような危険から神さまはイスラエルを守ってくださいます。私たちの人生にも、そのようなことが起こります。狩人のわなや恐ろしい疫病が襲ってきます。サタンが私たちを惑わし、神さまに信頼することを壊そうとしてきます。しかし私たちが主を避け所としているとき、それらから守られるという約束がここにあります。ハレルヤ!

愛するみなさん、エジプトを出るときの10の災いを覚えていますか?

あぶの群れがやってきたり、家畜が疫病にかかって倒れたり、また昼なのに真っ暗になったりしました。けれども、イスラエルはこれらの災いすべてから守られました。自分たちの傍らで起こっている出来事なのに、彼らは何の害も受けませんでした。エジプトに下った災いの十番目は、初子、長子の死でした。エジプトに住むすべて人々の家にその災いが降りかかったのです。けれども、門柱と鴨居に子羊の血が塗られている家には、災いは過ぎ越していきました。それが私たちのシェルターです。小羊の血による守りです。(出エジプト12:22~23)

11~13節は、イエスさまに対する預言ですね。イエスさまご自身が全能者の陰に宿り、隠れ場をもっておられました。神さまの栄光はいつもそこから輝きだしたのです。イエスさまが地上において見せてくださった、その「天のお父さんとの交わり」こそ、詩91篇1節が示す「全能者の陰」であると信じます。ハレルヤ!

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