【七つの武具:7】「偽りの霊vs御霊の祈り①」神の七つの武具:学び第14回

岡崎ホープチャペル発行の週報(2022.8.21)より
聖書箇所:エペソ人への手紙 6章10節〜18節

神の7つの武具の最後の学びになります。イエスさまは復活された後、弟子たちに「聖霊を受けなさい」と言われ天に凱旋していきます。今回学んでいる神の武具は、すべてその聖霊さまが与えてくれる武具です。聖霊によって与えられる帯、胸当て、靴、盾、冠、剣、祈りです。

サタンの策略その⑦「偽りの霊」

「彼らはこの世の者です。ですから、世のことを話し、世も彼らの言うことを聞きます。
私たちは神から出た者です。神を知っている者は私たちの言うことを聞き、神から出ていない者は私たちの言うことを聞きません。それによって私たちは、真理の霊と偽りの霊を見分けます。」
ヨハネの手紙第一 4章5~6節

聖書でははっきり、真理の霊=御霊と偽りの霊=悪霊が存在すると書いてあります。最後に確認するこの「偽りの霊」(または偽預言者の霊)も、同じように面と向かって私たちに攻撃してきますが、反キリストのようにアンチメシアを謳い真正面から攻めてくるのではなく、真理に混ぜ物をして隠れながら対抗してきます。それもすべてが「偽り」ではなく真理の中に偽りを、いや偽り中に真理を混ぜてきます。その教えは一見正しいように聞こえます。そしてこの世もその声を受け入れます。この世の価値観、この世の正義とマッチするからです。統一宗教や、性的マイノリティの問題、皆同じでなければならないという思想、境界線(プライベート)の侵食・曖昧にしてくることに関しても、偽りの霊が影響をもたらしていると言えるでしょう。
そして彼らの特徴は聖書の言う通り「人の言うことを聞きません。」「神さまから出ていないので、真理のことばを理解」しないのです。合理的な人間の知恵・哲学で、幻想的な体験を自分たちのものに置き換え主張してきます。

「だれでも、「先を行って」キリストの教えにとどまらない者は、神を持っていません。その教えにとどまる者こそ、御父も御子も持っています。あなたがたのところに来る人で、この教えを携えていない者は、家に受け入れてはいけません。あいさつのことばをかけてもいけません。」
ヨハネの手紙第二 1章7~10節

「受け入れて二いけない。ことばをかけてもいけない。」それほどまで、境界線を引くようにみことばは勧めているのです。何故でしょうか?→コリント人への手紙第一 5章6節

偽りのパン種が、こねた粉全体をふくらませるからです。

私たちは、この偽りのパン種に気をつけなければなりません。偽りの霊は、間違った真理をもってイエスさまを信じたばかりの人たちや、みことばに確信のない人たちを惑わしてきます。また熱心に自分の力で立っている信仰者にも働きかけてきます。そして私たちを真理の上に建て上げるのではなく、真理から遠ざけ偽物の土台に座るように勧めてきます。そこで私たちが注意すべき点は、彼らとは(異端、偽預言者とは)、議論したり、聞いたり、教えようとしないということです。そもそもみことばで戦っても、偽りのことばで反撃してきます!その場合、大切なのは距離を取ることが必要です。続く。。。

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